2015年12月10日木曜日

君が代のルーツが津市の片田志袋町???


当時の安濃や一志などの地域の事を記した書物。

津のリージョンプラザにある図書館にあるのは、現代になって出版された書物のコピーをあわせたものだった。

津市の教育委員会生涯学習課にたずねたところ、津市の図書館にありますよ!ってな事だったので、今日早速いってみた。
もちろん江戸時代に書かれた原本ではなく、その後活字に直されたもので、こいつなら私にもよめる。

先日たまたま発見したブログの2012年の記事に

君が代のルーツは三重県津市?

ってのがあってびっくり。

ほんまかぁ〜〜〜???
と半信半疑だったものの、このブログにはその出典が書いてあったので、議会の質問が終わって、担当委員会も終わった今、ちょっと調べてみることにした。

このブログかいてあった出典は「勢陽雑記」という。

三重県の歴史年表 > 江戸時代

三重県のページによると津藩士の山中為綱(ためつな)1655年(明暦元)に記したものらしい。


開いてみると安濃の中の片田、志袋 と索引の中にあり、あっさり該当するページを発見する事が出来た。

以下引用
**********
1. 志袋村 津より西 行程一里半。
 古今集の歌に
  君が代は千代に八千代にさざれ石の岩ほとなりて苔のむすまで
 此歌は当村をよめる歌なりと所の者いひ伝へり。里の艮(うしとら)に民家四五宇有る所あり、是を小石(さざれいし)と云ふ今の往還の道に石橋のかかりて、岩間を水の流るる小川有り、此所をいふ。其のあたり田畑の字名を岩尾といふ。又其近辺に苔といふ所あり。是も田地のあさ名也。
 此三か所を読入れたる歌なりと云う。本説に信用しがたき事也。然れ共右の三か所のあざ名自然とこの歌に叶ふべしともおもはれずいぶかし。古は今と替り、志袋といふは枝郷にて小石村本郷にて太神宮へ御厨米をつとめたる例有りと云う。

**********
以上が志袋村に関する記述の全文。
冒頭にリンクを張ったブログには書いてなかったが、
当の山中為綱も

村の人はそうはいっているが、
「本説に信用しがたき事也」
本当かどうかあんまり信用できないけどね。

といっている。

当時は当然、君が代は日本の国歌にはなっておらず、というか国歌というものが制定されていなかった時代。
今では日本人なら誰もが知る歌だが、勢陽雑記が記すようにこの時代には、古今集の中の一句でしかなかった。

ただ、この歌は祝いの歌でとても有名な歌だったという記述も見かけたことがあるので、
比較的知られている歌だったのかも知れない。

それでもこの村の人達は、
おらが村で書かれた歌なんやでぇ〜〜〜!
と信じて疑わなかったんだろう。

君が代そのものは詠み人知らずと伝えられているとおり、誰がよんだか分からない歌。
つまりどこで書かれたかも基本的には分からない。

という事はもう真相は誰にも分からない。

どこかの時点で志袋の人達は有名な歌にあやかって、其の当たりの地名に「さざれいし」や「いわお」や「こけ」という名前を付けたんだろうとおもうが、
時代が巡って「代々ここが発祥の地だと伝えられておる」ということに
なっちゃったのかな。

確かめようのない真相はどうであれ
どうやら地元では今でも其の伝承を知っている年配の方々もおられるみたいだし、
本当に信じていた人達が、長らくこの地に住んでいたんだろうと思うし、
それもまた真実。

そんな”伝承が残る場所”
という事で、片田志袋町は充分凄いところだと思うし、
津市としてはちゃんと認識しておきたいところだな〜
と思う。

調べてみてちょっとすっきりした。^^

2015年11月27日金曜日

平成27年第4回定例会


昨日12時に発言通告の締め切りが あり、その後抽選議運が開かれ、質問の順番が決まりました。

あわせて各議員の通告内容を記した通告一覧が公表されましたので、添付いたします。


私は二日目の12月2日の最後
15:20から1時間時間を頂く事になりました。

質問内容は


1 教育公務員の政治的行為に関して 
2 三重短大の在り方に関して 
3 交通遊園に関して 
4 UIJターンに関して 

以上の4つです。


通告一覧
全ての内容を閲覧されたい方は、リンクからダウンロードして下さい。

2015年10月26日月曜日

齋藤武夫先生著の『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』

齋藤武夫先生著の『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』
を読み終えた。

本というよりは
授業案と言ったところ。

小学校中学校の歴史の授業を進めるにあたって参考になる
単元ごとの「授業の意図」すなわちねらい
そして
授業のがなれと
最後に「資料」
が添付されている。

中には生徒に対して
「こんな質問を投げかけて下さい」
「生徒達は大凡こんな回答をします。それを踏まえてこんな理解を即しましょう」
と具体的な流れまで示してある単元もある。

齋藤先生は20数年小中学校の教員をつとめたかたで、自身の経験と使用した実践内容をまとめてこの本を出されたようだ。

現場の経験の集大成として、この本は重みがあると思う。

興味がある方は
下に発注方法を記しておいたので、手にとって頂きたい。

教育関係者はもとより、子供を持つ保護者にも是非読んで頂きたい一冊だと思う。

***********
あまり優等生でなかった私にとっては
日本史のおおざっぱではありながら全体の流れを掴み直す良い機会になった。
自分もこんな授業を受けてたらな〜
と思ったのと同時に
今4年生の娘は程なくして歴史を学び始めるので、それをどう導こうかな〜
等と考えながら読んでいた。

**********
残念ながらamazonでは見つからないので、
斉藤先生に直接メールを送って発注するよりほかない。
私がこの本を知ることになった
小名木善行 ねずさんの ひとりごと:日本が大好きになる斉藤先生の授業
のページからそっくり紹介文をコピペしておきます。

以下

斎藤武夫著
『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』

お求めいただける方は、斎藤武夫(授業づくりJAPANさいたま代表)までメールでご連絡いただきます。
本は郵送になります。
「本代2,000円+送料(実費)」を、後払いでお振り込みいただきます。

《ご注文方法》
メール  
saitotakeo@jcom.home.ne.jp
 ↑↑↑
(addressをクリックするとメーラーがたちあがります。
 うまく起動しない方は、直接メアドをコピペしてください。)

(メールへの記載事項)
(1)お名前 
(2)ご住所 
(3)電話番号  
(4)冊数
(5)メールアドレス
(6)教員種別または一般の別

************
最後に本書の冒頭にある
「私の授業が目指したもの」の冒頭を引用しておくので参考にして頂きたい。

歴史は先人が歩んできた道です。私たち一人一人と血の繋がったご先祖が歩んだ道です。どの時代にもそれぞれの先祖がこの国のどこかで生きていて、歴史人物達と運命を共にしていました。2000年以上続いた日本の国を皆で支えていました。私たちが今日あるのはそうした先人達の努力のたまものです。歴史は「他人事」ではなく「わが事」です。誇りある日本人をめざして、「先人への感謝と国を愛する心」を育てるのが歴史教育の重大な使命だと考えます。


  • 歴史教育の今日的課題は二つあります。
    • 一つは無味簡素な暗記教育をやめることです。
    • もう一つは反日的な歴史教育をやめることです。
  • 本書の歴史学習は子供達の自存缶を高めます。自存感は子供の心の安定を生み出します。適切な自存缶からしか、優しさや公共心は生まれません。
  • 全ての授業ではありませんが、所々に、先人の立場に立って考え、決断し、話し合う学習を組み込んであります。
  • 単元構成は我が国の歴史の大きな物語になっています。歴史は民族の物語です。日本という主人公の骨太なストーリーを教えます。

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2015年10月14日水曜日

津市の学力学習調査の分析

平成27年度全国学力学習状況調査の
津市の調査結果およびその分析内容が昨日公開された。

新聞報道にもあったとおりだ。

正答率の結果も少しよくなっているが、加えて
昨年に比べて分析内容が格段に良くなっている。

残念ながら教育委員会のページには(ここ)昨年度までのものしか
10月14日10時23分現在でアップされていないので、
スキャンしてPDFにしたものを置いておく。

平成27年度全国学力学習状況調査における津市の調査結果について

それぞれのテストにおける経年の変化だけでなく、
問題別の状況、課題を分析している。

例えば小学校国語Aにおける
話すこと、書くことの問題3は 昨年に比べて7ポイント低い
書くこと 問題4は 正答率も高く良く理解されている

など。

また、課題になっているテストの問題を挿入し、どのような問題に生徒が答えられなかったか、回答も添えて添付しているのはとても良い。

そして
ABあわせて小学生の国語の学習に関する考察が加えられていおり
続いて
学習指導改善のポイントをまとめており、対応も明記している。

生徒の学習習慣や生活状況に関しても4章から記載されており、最上位県との比較が行われている。
(経年比較がないのが残念だ)
因みに津市の中学生はスマホや携帯にかける時間が多い傾向に有り
一日平均3時間以上と答えた子供達が
津市は21.6%
に対し
最上位県では10.9%
だった。
これは家庭環境も含めた要改善課題だと思う。


指導者側に対する調査も5章にある
こちらは全国比較ではなく
経年比較が載っている。
(逆に全国比較が欲しい。)
調査内容は
授業の最初にめあてを示しているか
振り返り活動を取り入れているかなど
である。

細かな内容は熟読してからにしたいと思うが、分析方法には概ね満足している。
ぜひこの結果を踏まえて現場も一丸となって、
更なる学力の定着に向けて頑張って頂きたい。

2015年9月12日土曜日

津の海を利益が生み出せる観光資源に成長させる

先日伊勢新聞にとても喜ばしい記事が出ていた。

夏休み観光客数7万人増 伸び幅最大は「津の海」

鈴木知事の会見で、新聞記事によると
”(阿漕浦、御殿場、贄崎海水浴場)で92・9%増の四万六千三百人”
三重県で最大の伸びだったという。

浜茶屋のある御殿場だけでなく、阿漕浦や贄崎にも沢山のお客さんが来てくれたという事は、津市にとってとても重要なことだと思う。

しかしながら、津の海はそれだけのお客さんを迎え入れるための整備がどれほど出来ているのだろうか?
また、どれぐらいの経済効果をここから生みだせているのだろうか。


去る六月の議会での質問の通り、津の海岸清掃は年間30数回のボランティア活動によって行われている。
基本的に手作業。
利用者が捨てていったペットボトルや花火の燃えかすなどは撤去できたとしても、海岸線に累々と積み上げられた流木等は手が付けられないまま、風化するに任せているのが現状。

重機を使って清掃するよりほかないと思っている。

六月の質問以来、津市の環境部に対してビーチクリーナーの購入を勧めるよう要望をしているのだが、
中には海岸は県の管轄であって、津市が予算をかけて行うべき事ではないと考える人も居るようだ。
実に視野の狭い考え方だと思う。

管轄の所在を理由に責任を投げ合っている間に、漂着物はたまり、津の海は汚れ、観光客には3流のレッテルを張られ、集客も出来なければ、経済的利益も生み出すことが出来ないで居る。結局不利益を被るのは、津市だ。利益を生み出せる機会を失っているのは津の経済界だ。

どのようにして海岸をきれいに保つか。そこを最優先に考えるべきで。責任と資金の出所は後から整理すれば良い。

神奈川県は公益財団法人かながわ海岸美化財団が市をまたいで海岸清掃にあたっているようだ。

出捐団体はリンク先の通り
理事にはそれぞれの市の環境部の部長がついている。

基本
財務諸表を見る限り2億6000万の負担金で運営されている団体だ。
神奈川県
横須賀市
平塚市
鎌倉市
藤沢市
小田原市
茅ヶ崎市
逗子市
三浦市
葉山町
大磯町
二宮町
真鶴町
湯河原町
これらの自治体が清掃費用を払って委託しているという事。

超大型海上アスレチック
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先日逗子海岸に行ってきた。

決して沖縄のように透き通るような水があるわけでもない普通の海。

しかしながら関東圏から大勢の人達が遊びに来ている。
今回逗子に行った理由は画像にある「超大型海上アスレチック」を見に行きたかったから。

この海岸が楽しいのは「遊べる場所」が沢山あるからに他ならない。

正直、行く前はこの海上アスレチック、子供の遊び場になるかもしれないという期待を抱いていた。

ところが、実際やってみると
とてつもなくハード!
ライフジャケットを着けてたからいいようなものの、
普通のおじさんは体力が尽きて水に沈んでもおかしくないぐらい。

昔風雲たけし城という番組があったが、まさにあんな感じ。

小学生未満は使用不可という理屈が良く分かる。

1時間1500円。バナナボートでの送迎300円。
娘二人と私で5400円
高い!

でも毎時間数十人が嬉々として海の上を渡っていき、大人の遊びを楽しんでいた。

他にも逗子海岸にはテレビ局や清涼飲料水のメーカーなどが浜茶屋を出したり、バーベキューが出来るところがあったり、モーターマリンスポーツが出来る区画があったり、
実に
「大人がお金を払って遊んでいけるオモチャ」
がそろっている。

海岸から利益を生み、その利益で海岸を整備するフローが整っている。
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六月の質問でも引用したが津市の総合計画には
津の海は市民の共有財産だと位置づけており
かつ
28ページには
御殿場海岸、香良洲海岸をレクリエーション拠点として位置づけ、周辺 環境の整備や四季折々の景観が楽しめるイベントの開催などを通じて、 中部圏、関西圏を中心に多くの 人々が訪れる拠点としての魅力の向上を図ります。

と書いてある。

せっかく伸びている観光客を、更に定着させ、津に遊びに来る人達を増やす施策を、
地方創生の基本原則「自立性」を確保しながら、
いつまでも補助金頼みの事業ではなく、自存していける事業として津の海岸整備を実現していきたいと思っている。





2015年9月8日火曜日

合計特殊出生率と物価と就職率と三世代同居率と保育所数


図1
九月定例会の一般質問で使った資料です。
質問の準備のためにwebを徘徊していて見つけた資料を基に可視化するためにグラフを作ってみました。

なかなか面白い考察が出来たのでblogにしてみようと思いました。

元ネタはこれです。pdfのデータなので読まれても良いかと思います。
地域別にみる少子化と未婚の関係
この資料の結論は、

  • 晩婚化を抑制すべきである
  • 経済社会面における明るい展望が必要

という二点でした。

その後、総務省統計局より入手した全国物価地域差指数のデータから物価指数をさらに加えてみました。

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グラフの説明
図2

合計特殊出生率を棒グラフにして数値の高い方から低い方へ並べました。
その上にそれぞれ
就職率
三世代同居率
保育所数
物価指数
を折れ線グラフにして乗せてみました。
ただ、それぞれ数値の単位がバラバラなので、各偏差値を出してから比較しました。
これが図1です。

で、単純に今度はそれぞれの偏差値を合計してみました。
ただ、物価指数は低い方が良い影響を与えるため、就職率、三世代同居率、保育所数の合計から引き算しました。
グラフは上がり下がりが激しいのですが、これにトレンドラインというのを引いてみると「概ね」合計特殊出生率の傾斜とにた傾斜のラインを引くことが出来ました。
4つの数値が少なからず出生率の高低と関係があるという事では無いかと思います。

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グラフの考察
さて、
沖縄が突出して出生率が高く
東京が突出して低いわけですが、

東京
東京の場合は就職率は高く(といっても愛知に次いで2位ですが)多くの人が仕事を持っていますが、何よりも物価がダントツで高い。
保育所数も低く、三世代同居率も低いので、保育の手助けになる要素があてになりません。

結果東京に住む人達は「ここで子供を育てるのは難しい」と感じるのかも知れません。

沖縄
沖縄は一方で、就職率も低く、三世代同居率も保育所数も低いが、物価が圧倒的に低い。
そして合計特殊出生率は他から飛び抜けて高い。

やはり経済的事情が何よりも一番大きな影響を与えると言う事でしょう。
就職率の低さはもしかしたら男女別で出すべきなのかも知れません。
無職で子供を産んでいるとは思えません。
もしかしたら沖縄では、現在高嶺の花のような存在になってしまった専業主婦の率が高いのかも知れません。
物価が低いので旦那の給料で充分やっていける。だから保育所も要らないし、三世代同居でなくても子供の面倒をみることが出来る。

たった今共働き率を調べてみました。圧倒的に低いわけではないですが、やはり沖縄は40位。共働き率は低いです。

宮城、鹿児島、熊本、佐賀&京都、神奈川、大阪、千葉
物価の影響は他の所でも大きく、
宮城、鹿児島、熊本といった九州勢は物価が低く
三世代同居率や、保育所数、就職率の差でグラフは大きく振れ、地域差はありますが、いずれも出生率が高い。
同じく関東圏等の都市圏である
京都、神奈川、大阪、千葉
はいずれも出生率の低い方に位置しています。

秋田
そんな中出生率の低い方でのイレギュラー的な存在は
秋田
物価は低く、保育所数も三世代同居率も高いのに、出生率が低い
考えられるのは、あわせて就職率も非常に低いという事でしょうか。
物価も低いけど仕事も少ない。そこに原因があるのかも知れません。

奈良
グラフの隣にある奈良はもっと悲惨で
物価は兵庫と同じぐらい高いのに、就職率がダントツで低い
保育所の数も少なく三世代同居率も低い
先立つものも整わないし、育てる時の支援も希薄
とても子供を育てにくい環境にあるのかも知れません。

福井&島根
出生率の高い方でイレギュラーなのが
島根と福井
島根は保育所数が非常に高く
福井は三世代同居率が非常に高い
間にはさまれる九州勢に比べて物価は高い。
島根はそれほどでもないが、福井は就職率も高い。

福井は工業地帯もあって、働く場が沢山あるんでしょう。
夫婦は共に外に出て働く。
家では祖父母が子供の面倒をみる。
そんな仕組みが出来上がっているのかも知れません。

因みにグラフ化はしていませんが、福井は学力の高い県で有名。
塾の数は少なく、みな家で祖父母が子供の宿題や勉強を見る。
そんな家庭学習の環境が高い学力をつける背景にあるのではないかと考察されています。

他学力上位の県の秋田、青森、富山も三世代同居率が高い方。

一方島根。
保育所数が非常に多いし、出生率も高い。
ただ、島根は全国でダントツに財政力指数が低い県として有名。
財政力指数というのは、どれだけ自分の自治体の中だけの税収でやりくりできているかを示す数字です。1を超えると国からの交付税無しでやっていける自治体。
島根は0.24。逆に3/4を国に依存している。国からお金をもらわないとやっていけないという事。

保育所が多いからと言うわけでは無いですが、ちょっと自治体運営的に苦しい県です。

三重
愛知県は就職率が一番高い。だからその三重も就職率は高い方。
鳥取県が三重とほぼ同じぐらいの物価で、就職率。
ところが保育所数も三世代同居率もずっと高く、
出生率が三重より随分高い。

逆に岐阜なんかは三世代同居率は高いんだけど保育所の数が少なく、
出生率は三重よりいくらか少ない。

物価と就職率が高く
保育所数も三世代同居率もバランス良く地域事情に合わせて整備されていることが必要なのでしょう。

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考察から導き出されてくる結果は別段目新しいものではなかったのですが、
改めて
経済の影響の大きさ
そして
環境の整備の必要性を感じました。

あとこれから三重、および津がのばすべき所は
三世代同居の数を増やすことなのかな、と思いました。
学力との関係はもとより
やはり同じ建物の中でなくとも、近くに祖父母が居ることは
母親にとっては非常にありがたい助けになる。

津は物価も安く、土地も安い。持ち家率も高く、やはり子供を育てやすい環境に分類される。
愛知に依存はしているものの、津の就職率も決して悪くはない。

どうせ家庭を持って子供を作るなら
生まれ育った津に戻っておいでよ。

というUターン施策を進めることが
津にとって、
出生率を増やしていく選択肢なのではないかと思いました。





久居で仮釈放中の受刑者がタクシー奪って逃走した事件のその後

 覚えています?この事件。

三重中央病院(三重中央医療センター)で仮釈放中の受刑者がタクシーを奪い逃走

今年の五月の事ですが、
保護者へのメールが送信されて、
その後犯人は名古屋で捕まったんですが、
メールが届いた翌日教員や保護者が街頭に立って、
児童の安全のために警備してたんだけど、
その時には既に逮捕されてて〜
みたいな事があった
あれです。


三重中央医療センターの表記も若干混乱してて、
どこよ?
久居の?
大里の?
みたいな事もあったり。

過去にもこの保護者対象にしたメールで、
不審者情報とかを知らせる為に基本使われてるんですが、
刃物を持った男が出没しました!
ってなって
結果誤報だったらしく何事もなかったんだけど、
メールを受けた保護者側は、警戒情報の解除がなされないまま、
何時まで心配してたら良いの?????
みたいな事もありました。

この事を去る六月議会で
https://youtu.be/TFDctvAVqGk?t=56m32s
お尋ねして

どうやら対応頂いたようで、本日の新聞にその記事が掲載されていました。

今まで対応指針に含まれていなかった
 危機事象に該当しないが危機事象に発展する可能性がある事案」
に関する方針が追記されました。

全ての内容はこちらからPDFをダウンロードして下さい。

具体的には画像として一番上に添付したフロー図のように
様々な事案がとにかく危機管理部に集約されるようにする。
どのように対応するか「一元的に」市長、副市長、危機管理部、および関係部局
との間で協議される。

統一した情報を
HP
メール
消防車の巡回
など
の方法によって伝達する。

というような形で整理されました。

今まで各部局に入ってきた情報をそれぞれの部局内で処理していたものが、全市的な対応になる事で、

メール来たけど
市のページには何も書いてないし
ドユコト?

ってな事は起こらなくなる。
という事です。

大事なのは色々な方向から入ってくる情報を
現場で勝手に判断せずに
ちゃんと報告をあげる事。

ここの徹底が大事だという旨を危機管理部の担当及び部長に伝えさせて頂きました。
これが崩れると、
前回の伝言ゲームのように伝達内容が崩れ、不正確な情報が流布される可能性を排除できなくなります。

今まだ方針が定められたという事で、これから部局間の実際の調整が行われるという説明でしたが、教育委員会とも認識を共有してもらったという報告を早速受けました。

2015年8月28日金曜日

平成27年度第3回定例会

今定例会の質問通告が出揃い、発言の順位と通告内容が市議会のページに公表されましたので、報告致します。

発言通告一覧

リンク先よりダウンロードして内容をご確認ください。

私は9月3日の3番目、午後1時からの登壇の予定です。

通告内容は

 1. 伊勢志摩サミットに関して
 2. (仮称)津市まち・ひと・しごと創生総合戦略に関して
3. 全国学力・学習状況調査に関して
4. 教科書採択に関して
5. 「こども」の表記に関して

内容はネタバレになるので質問が終わってからということで ^^

2015年8月26日水曜日

全国学力学習調査平成27年度平均正答率


全国学力学習調査の結果が公表されましたので、三重県の順位を出してみました。

小学校
国語A:43位
国語B:25位
算数A:26位
算数B:30位
理科:41位

中学校
国語A:36位
国語B:39位
算数A:21位
算数B:26位
理科:33位


でした。
教委はこう言う発表の仕方を嫌うんでしょうが、いずれにせよ明日の朝刊には載ることですし。

それから平成24年から平成27年までの4年間の順位の変動をグラフにしてみました。

中学生では徐々に、小学生に於いては特に27年に急激に伸びています。

もちろん、そうとは言っても概ねまん中以下の所に居るわけですので、良い状況だとは言えないものの、好転してきているとは言えると思います。

これは知事の取り組みが成果をもたらしたのか、今の段階ではまだハッキリとは言えませんが、来年の数字を見て更に伸びているようならより確実に変化が起きていると言えるでしょう。。



2015年8月5日水曜日

洞爺湖視察3日目:洞爺湖町

いよいよ本拠地に乗り込みました。
人口9455人の小さな町が
昨年ベースで年間9000万、最高時は1億2000万かけて
4月から10月にかけて180日間毎日15分だけとはいえ花火を上げ続けている街。

おいおい、28万人の津市よ、もちょっと出来るんでないかい???

ま、それはさておき。
サミット関連

ここの街から伺ったことで何よりも重要で印象に残った一点

事前協議をして意見交換のやり取りを繰り返している時間はない。
市町から積極的に、それぞれの街が何が出来るか、何をしたいか、提案するほか無い。

という事。

最終的に決めるのは県で有り、何よりも外務省。
決まれば従うよりほかない。決まる前に決めてもらえるように明確な提案を提示する必要がある。
津が
県に
国に
という事。

全てここに尽きるかな。という感じ。

外務省は情報を表に出さないままどんどん決定をしていくんだそうだ。
そして関係の無いことは知らされない、という雰囲気のよう。
だから他の自治体のことに関してはあまり把握していない。

使って頂く食材も、道内から色々集めたが、これも自治体が提案し、決定は外務省。
決定事項が降りてくるだけ。

あと
メディアセンターに詰めている各国の報道陣。
彼らは何を撮すか考えている。
彼らの国で電波に乗っけてもらいたければ、そこにPRする。
彼らは街に出てカメラを回して色々撮りに出てくる。
サミット関係者はむしろ開催中は缶詰。
一切ホテルから出てこないとのこと。

因みに
ロシアのメドベージェフ大統領(当時)の婦人が遊覧船に乗るという情報が入ってきて
メディアも情報をかぎつけた連中も乗り場に駆けつけて殺到
で、
乗る
乗らない
が二転三転して
報道陣も野次馬も警備の警察も市の人間も
行ったり、戻ったり

結局乗ることになったんだが、一切貸し切りで乗ると言う事になった
で、
支払った乗船料は乗った5人分だけ・・・

なんて話もあったそう。

ま、何にしても地元は振り回されるんだそうだ。^^;

それから
通訳ボランティアは地元の店主達には大変喜ばれたそうだ。
そら、
英語は元よりイタリア語やロシア語で
「ラーメンくれ!」
って言われても分かりませんわな。

朝昼晩の飯と寝泊まりするところだけはボランティアに提供したそうです。
ボランティアはもちろんサミットの時に通訳をしたって経験はかけがえのないものになることでしょう。

******************
番外編
洞爺湖にはサミットだけでなくアニメも誘致されてるようです。
何にしても凄い。



2015年8月4日火曜日

洞爺湖視察2日目:壮瞥町

二日目は壮瞥町に行ってきました。

どこそれ?
ってことでしょうから「そうべつちょう」の地図をキャプチャして添付しておきました。

サミットの行われた洞爺湖に隣接する町です。人口2676人の小さな小さな町。

ここに人口をはるかに凌駕する人たちが押し寄せたのが7年前の出来事だそうです。

いくつか津市として参考になる取り組みがありましたが、この辺企業秘密というか、極秘事項ということでまた改めて公表しますのでしばしお時間ください。m(_ _)m

カナダ、イタリア、ドイツの政府代表団が壮瞥町内のホテルに泊まられたのと、フランスの大使が町民との交流のため訪れたそうです。

あと、雪合戦大会が各国からの参加で毎年行われているんですね。
北欧とはかねてよりこの雪合戦の絡みで交流があって、今現在も小学生がフィンランドに研修に行っているそうです。

このサミットを期に北米にその輪を広げたく、アメリカチームとの対戦を実現したそうです。現在もカナダやアメリカがチームを送って雪合戦をかなり熱くやっているそうです。

昭和新山を含め観光地があり、外国からの観光客が重要な町の収入源になっているため、ヨーロッパに限らず海外からの観光客誘致に町長自らが積極的に取り組んでおり、先ごろタイにも行かれたばかりだということです。

***********************
開催地が近かったからということもあるわけですが、実はデモを行う団体の対処に苦慮をしたということのようです。
先のドイツでも出没しましたが、サミット反対を掲げる団体が大挙して訪れたようです。
町としては強硬に排除をして過激化させるよりも突っぱねることをしない対応をすることをきめ、近くのスキー場を提供し集合場所にしたよです。トイレも設置したようです。
そのほかの具体的な対応は警察に任せるという形で処理をしたとのことでした。

また、中華人民共和国がアウトリーチ国として洞爺湖に来たことが原因で、街宣右翼も集まってきたようで、町の対応が非常に大変だったということでした。

***********************
あと、新千歳から開催地までのすべての国道が徹底的に予算をかけて綺麗にされたということでした。
街路樹や中央分離帯の草はもちろん、目に見える古い建物で所有者のわかるものは解体、撤去、信号は使用する道路はすべてLED化したそうです。

ヘリを使ってホテルまで向かった首脳もあったそうですが、アメリカのような国は自国の車を用意して陸路で首相を送り届けたようです。
またヘリは天候に左右されることもあり、バックアップとしてもどうしても道路は整備しなければならなかったようです。

すなわち23号線もその対象になるのかな、ということです。^^

洞爺湖視察1日目:札幌

本日は移動のみ、札幌に来ました。
途中
(株)札幌副都心開発公社という第三セクターの
の運営する
サンピアザに立ち寄った。
特にサンピアザ内にある水族館を見てきた。
大人900円

2階建ての施設で以外と展示物は多く、
北海道に馴染みのある魚はもとより、アマゾンの淡水魚やアザラシやペンギンといった怪獣も保有している。
80年代に作られたような施設内のデザインや雰囲気は、古びた感じをさせるものの、以外とノスタルジックな感じを我々のような世代には思い起こさせる、いわゆるレトロな施設だった。

そんな施設でも17時のカワウソに触れ合う時間には目視でおおよそ40人ほどの
デート中のカップルや親に連れられた子供、子供だけ出来たと思われる子供たちのグループも含めた参加者があった。

年間13万人訪れるこの施設
地元には随分根ざしているお手軽に来ることのできる施設という雰囲気だった。
6〜7年前に公社に管理が移管されているようだ。

また、この施設の周りには
子供が遊べる非常に単純な遊具が複数散りばめられていた。

いずれもこの暑い時期に涼しさを感じることができそうな遊具だ。
母親が見守る中で遊ぶ子供達。
ショッピングモールが併設されている施設なので、当然買い物もしていくのだろう。

人が集まれる一角なんだと思う。
水族館は難しい。
しかしそのほかのものは、いつでもどこでもかなり安価で設置が可能なもの。
津だったらどこに置いたら効果的だろう。
子供や親が楽しめるだろう。
などと考えながら眺めていた。

2015年7月3日金曜日

共産党関係団体「9条の会・津」より提出された請願の反対討論

先の定例会において、9条の会という名の共産党と密接な関係のある組織から、津市議会に対し請願書が提出されました。この請願書は全国各地で組織的且つ政治戦略的に提出されているようであり、三重県議会および県内各市町にも同様に提出されました。

知り合いのいる複数の市町から、それぞれの議会に提出されている請願書を入手し、比べてみましたが、見事にカーボンコピー状態で、内容は殆ど一緒です。

この9条の会は、市民団体を装い全国各地に設立されている、共産党の地方での政治活動を担う組織である事は明確なのですが、地方自治法に則って提出された以上、内容を精査して対応せねばなりませんので、誤りを指摘するため反対討論に立ち、津市議会では無事否決いたしました。

討論の内容をテキストダウンしましたので、請願本分の引用と照らし合わせてお読み頂ければ幸いです。
なお、
各議員のそれぞれの討論部分への動画リンクおよび表決へのリンク
および
他市町および県に出された請願のPDFへのリンクを
下に貼っておきます。

*******************以下討論の内容*********************
小林貴虎:反対討論(10分の討論です)

昨今地方分権が語られて久しいですが、決して地方が担う事のできない、国がになわねばならない責任があります。それが国防、国民の命と財産を守る責任です。 

本来この請願が求めている内容は国で審議されるべきものであり、地方議会がとやかく口を出す事ではないと思いますが、 
地方自治法に則って請願が提出され、紹介議員が印鑑を押した以上は評決せねばなりませんので、 
請願文の中の幾つかの誤りを指摘し、同請願書に反対の意見を述べるものとします。 
請願内容:「国際平和支援法案」「平和安全法制整備法案」に対する徹底した慎重審議と今国会での採決に反対することを求める請願
この請願の目的の一つである 
慎重審議に関しては、 
すでに報道されているように過去最高の95日間の会期延長を、自民公明の両党の話し合いで決め、22日夜衆議院本会議にて議決されており、すでに達成されております。 

安倍総理大臣は「『平和安全法制』の議論を丁寧に行うべきだという声に耳を傾け、9月27日まで会期を延長したい。通常国会としては戦後最長の会期となるが、審議時間を十分取ってしっかり議論するという意思を国民に示し理解を得ていきたい。 

と発言し、 

山口代表は「十分な審議時間を確保し、国民の理解を得て、今の国会で法案の成立を図るためにしっかり協力していきたい」 

と発言しています。 
しかも、「平和安全法制整備法案」は、個別的自衛権・集団的自衛権・PKO活動など10法案の改正に関わる法案を一括にまとめたもので、個別に見れば賛否も分かれる内容を無理に一本化したものです。これでは、「国民に丁寧に説明する」との安倍首相の言葉に反し、国会で真摯に審議し、国民に説明する姿勢を見ることができません。
文中3段落目に書かれている 
複数の法案を無理に一本化し「真摯に審議し、国民に説明する姿勢を見る事ができない」という請願者の主張は、法案が一本化されるかされないかにかかわらず全く事実に基づかない主張であることが、今回の会期延長の決議で証明されたことになります。 
このような重要な法案を「今国会で必ず成立させる」と米国に約束し、通常国会で強引に採決を迫ろうとすることは、国会軽視、国民軽視にほかなりません。
加えて、5段落目にある安倍首相の米国議会での発言をもとに、「強硬に採決を迫ろうとしている。これは国会軽視であり国民軽視である」いう一文がありますが、 
同じく会期を延長し継続して審議を進めていくという政府の姿勢が明確にされたことで、 
「強硬に採決を迫る」という主張はまったく事実に基づかない指摘であると言わざるを得ません。 

大変理解に苦しむのは、 
22日の会期延長の決議の際に 

民主党は本会議を欠席し 
維新や共産党は会期の延長に反対しております。 

加えて、今夏休みが取れないなどという話で審議ができない状況だと聞いています。 
全く国民の命と自分たちの休暇とどちらが大切なのか、議員の資質を疑うような状況です。 

いったい衆議院の野党は徹底した審議を求めているのか、審議をしたくないのか分からない。 
まったく一貫性のない態度であり、 
いたずらに議会を混乱させているように映ります。 

我が市のそれぞれの党所属の議員の皆さんは 
この請願の求める、慎重審議を津市議会として国会に働けかけよ、という主張に賛同するのであれば、 
むしろ、それぞれの党の国会議員の方々に対して 
延長された本議会に参加し徹底的な審議を行うよう 
要求するべきだと考えます。 

そのような点からすでに 
この請願書は要求する相手を違えており半分意味消失をしております。 

********** 
さて、もう3点請願書の中身に関わる誤りを指摘して、この請願書が採択に値しないという事を主張しておこうと思います。 
また、津市久居は自衛隊第10師団第33普通科連隊の駐屯地です。白山町には航空自衛隊分屯基地があります。この法案が想定する自衛隊の海外活動の拡大や活動内容の変更が専守防衛という国是のもとでの自衛隊のあり方を変更する事になり、津市民として慎重な審議を求める事は当然です。
まず、4段落目 
久居の33普通科連隊の事を引き合いに出し、 
本法案が「専守防衛という国是のもとでの自衛隊のあり方を変更する」ものだと断定していますが 、
これも明らかな嘘であります。 

請願者および紹介議員は、請願書を提出するにあたって、あらかじめ法案をよく読むべきですし、国会での答弁をふまえるべきです。 
衆議院本会議で5月26日に行われた佐藤茂樹委員に対する安倍総理大臣の答弁をより、 

「平和安全法制の整備と専守防衛の関係についてお尋ねがありました。我が国は、戦後一貫して、日本国憲法のもと、専守防衛に徹し、平和国家として歩んできました。今般の平和安全法制の整備に当たっては、昭和四十七年に示された政府見解の基本的な論理は一切変更していません。この基本的な論理は、砂川事件の最高裁判決の考え方と軌をーにするものです。したがって、今般の法整備によって、憲法の精神にのっとった受動的な防衛戦略である尊守防衛について、その定義、そして我が国、防衛の基本方針であることに、いささかの変更もありません。平和国家としての日本の歩みは、これからも決して変わることはありません。その歩みをさらに力強いものにする、そのための決断こそが、平和安全法制の整備であります。」 

この答弁にあるとおり、専守防衛という考え方は変わりませんので、請願の示す前提条件に大きな誤りがある事が明白です。 
5月15日安倍内閣が閣議決定し、国会に上程した「国際平和支援法案」「平和安全法整備法案」は、これまでの歴代自民党政府の憲法解釈を変更した去年7月1日の閣議決定に基づくもので、実質的に「憲法改正」に匹敵する内容の法案です。
次に 
本文冒頭1段落目、歴代自民党政府の憲法解釈を変更し、実質的な憲法改正を行うものであるという主張が書かれていますがこれも誤りです。 
集団的であろうが個別的であろうが「自衛権」に変わりなく、我が国が自衛権を有する事は過去の国会の答弁においても明確に確認されており、共産党などが喧伝するような歴史的な大転換をもたらすような解釈変更では一切ないことが明らかです。 

1948年の衆議院外務委員会において 
中曽根康弘議員の質問で、
「この集団的自衛権の問題です。それは国家の基本権として、国家が成立するからには当然認められる権利なんですか。」
との問いに
西村外務省 條約局長は
「もちろんそう考えております」
と答えています。

また
1951年の国会答弁においも「日本は独立国なので、集団的自衛権も個別的自衛権も完全に持つ。」という見解を示しています。

そして先の首相答弁に出てきた、日米安保条約・在日米軍が憲法9条に反し違憲である、と争われた砂川事件の1959年、昭和34年の最高裁判決の中で、田中耕太郎最高裁長官は補足意見として次のように述べています。

「わが国が、自国の 平和と安全を維持しその存立を全うするために必要な自衛のための措置をとりうることは、国家固有の権能の行使として当然のことといわなければならない。」

以上の事からも、かねてより日本は独立国として個別的自衛権及び集団的自衛権を有するという政府の考えは長きにわたって変わっておらず、
実質的な憲法改正という主張は事実無根と言わねばなりません。
この法案に対し国民の間には戦後70年にわたって「戦争をしない国」として戦争によって一人も殺す事なく、また殺される事もなかった平和国家のあり方が大きく変わるのではないかという不安が広がっています。
その次の2段落目
平和国家としてのあり方が大きく変わるのではないかという不安がひろがっている、と書かれているが、これもまったくの杞憂です。

これまでに何度となく「日本は戦争する国にはならない」と首相が発言されているにもかかわらず、
未だに理解を示す姿勢が見られず、表現が改められておりません。
むしろこのような発言を繰り返す事で、意図的に不安を煽っているようにすら見え、仮に確信的であるならば善良な国民を惑わす行為であり、非常に悪質であると言わざるを得ません。

そもそも
戦後70年にわたって一人も殺す事なく、殺される事もなかったという文面がありますが、
これも全く事実に基づいておりません。

前回9月議会での請願に対する反対討論で事例としてあげた
大韓民国軍による竹島の不法占拠は、
日本国憲法が施行された1947年から5年経った1952年に起っており
最終的に44人の日本人が他国の兵隊によって殺害されております。

その2年後に自衛隊が設立され
ここで始めて日本の抑止力が確立され、以降日本の平和が自衛隊によって守られてきました。

すなわち、
自衛権を有するという明確な確認と国外への宣言
それを行使する事のできる力、すなわち自衛隊の存在、
この二つが合わさって
抑止力となり、それ以降日本の平和が守られてきたのであって、断じて憲法9条があったから平和が守られてきたわけではありません。

その後米ソ冷戦下において
日米安保の締結などその時々の国際情勢に合わせて、日本の国民の生命を守るという一点のために様々な対応が取られてきました。

その度に「戦争をする国になる」という主張と共に反対運動が幾度となく繰り返されてきましたが、
一度として日本が戦争を始めた事はなく、
巻き込まれた事もありません。
むしろ、日本がとる事のできる自衛のための行為を、その都度新たな状況に対して明確に示してきたために、抑止の幅が広がり結果として日本は戦火に巻き込まれることなく、平和が守られてきたのです。

今回の平和安全法制は、今まで積み上げられてきた国民の命を守るための多くの決断の延長線上にあるものであり、なんらこれまでの平和を希求する我が国のあり方を大きく変えるものではないと、明言しておきます。

ソヴィエトという国家がなくなり、様々な世界情勢の変化を経ていま
我々が直面している平和を脅かす状況は、

目下着々と軍備の拡大を行い、ベトナムやフィリピン等の領土を武力で占領し、そこで勝手に軍事施設を建設している中華人民共和国と、長距離ミサイルを開発し、日本を始め国際社会から威嚇射撃の中止を求められながらも、依然として好戦的態度を変えない朝鮮民主主義人民共和国であります。 

6月13日のニュースでは中華人民共和国は尖閣諸島へむかう船舶のための大型基地の建設を計画していると報じており、 
また、22日のニュースでは南沙諸島において11機の戦闘機を配備する可能性があると報じています。 

ミサイル防衛や離島防衛へと懸念される課題が大きく変化する昨今、 
日本の国民の命と財産を守るために、必要とされる対応も必然的に異なってきました。 

これらの新たな懸案事項に対処するために現在審議されているのが平和安全法制であり、むしろ早急に可決する事こそが、国民の命と平和を守るために必要な処置であると考えます。
つきましては、広く国民的議論を起こし、世論を尊重して法案の審議を行うためにも、今通常国会に採択を行うのではなく、引き続き徹底的な慎重審議を続けるよう、津市民を代表する津市議会として国に働きかけるよう求めます。
以上の理由から、

この請願の求める国会での採決の反対と慎重審議の要求は、その根幹となる1~5段落の全ての主張が誤りやウソに基づいていることから、到底津市議会として採択できるものではないと考え、明確に反対の意思を表明いたします。 

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中川民英:賛成討論

岡村武:反対討論

豊田光治:賛成討論

加藤美江子:反対討論

採決

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三重県に対して九条の会みえネットワークより提出された請願書

なお、三重県はこの請願書を元に民主党系会派である新政みえとの協議の結果、文面の変更を行った意見書を賛成多数で可決している。

また、継続審議という結果になった「戦争法案反対に関する請願書」というのも同時に
日本国民救援会三重本部内 戦争する国づくりゆるさない!三重県各界連絡会
代表 兼 自由法曹団三重県支部長 石坂俊雄 氏からも提出されている。

伊勢市

紀宝町

紀北町

志摩市

なお、志摩市も県同様手直しをした意見書を採択したようである

松阪市

鈴鹿市
https://www.evernote.com/l/AFkEz43WsnhAnaLMvI5KQTFKcB5UbWVAMdY

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おまけ
九条の会と共産党の関係の深さを示す資料
「日本共産党 第25回大会決議案」

引用
憲法改悪に反対するゆるぎない国民的多数派をつくるためにひきつづき努力するとともに、憲法を平和と暮らしに生かすたたかいを発展させる。前進しつつある「九条の会」に連帯し、その一翼を担って奮闘する。

http://www.jcp.or.jp/jcp/24th_10chuso/25th_ketugian.pdf

2015年6月29日月曜日

海岸美化や、エアコンや、戸別受信機配布などなど:平成27年6月定例会

先の平成27年度第2回定例会での一般質問の動画をyoutubeに転送しましたので、
質問の概要をまとめながら、それぞれの箇所に飛べる動画のリンクを貼って説明いたします。

今回4つ質問いたしました。
1. 海岸美化に関して
2. 小中学校の普通教室へのエアコン設置に関して
3. 防災無線戸別受信機の配布に関して
4. 学校避難所におけるテレビなど避難時に必要な備品の設置及び保管に関して
5. 緊急時の情報伝達方法に関して(これは先日久居で保護観察付きの人間が逃走した事件関連)です。

0. 冒頭挨拶
サミットが決まりましたので、この千載一遇のチャンスを、津に利するPRを行う絶好の機会に変えるために9月までには補正予算を組んで対策が決まっていることを希望するという旨の挨拶をいたしました。

1. 海岸美化に関して
実はこの案件は第1回定例会のあった3月の時から温めていた案件でした。
ビーチクリーナーを買いたい!ってのが元々の狙い。
私も何度か海岸清掃のボランティアに行きました。主催もしました。
正直、手作業で、人海戦術でできる限界を超えてます。
そこで3月の定例会が終わってからまもなくして、海岸整備に関して補助金がないか探してたところヒットしたのが
「海岸漂着物等対策事業補助金」。
環境省に電話して詳細を伺おうとすると、県が窓口になってるので県で聞いてくれということで、早速県へ。
そこで補助要領をよんでみると、なーんと!
ビーチクリーナー買えるじゃないですか~www
ま、細かなこと言うと県はモノを買わないでくれとは言ってはいますが、Q&Aにはビーチクリーナーに関する質問があって、事業年度(1年)を超える耐久年度のあるモノに関してはしよう計画を書けとか書いてあって、想定内。買える。

この補助金実は鈴木英敬知事が国に掛け合って作ってもらった補助金ということが後々わかりました。知事にも直接聞きました。
平成25年度から開始され、25年、26年はなんと補助率100%!つまり国が全部持ってくれるんです。
にもかかわらず津市は申請してなぁ~~い!!!!
平成27年度の募集はすでに終わってるので、28年度に向けては是非これに申請して予算を取ってきてよ!というのが今回の質問の最終的なゴールでした。

そんな準備をしているゴールデンウィークの終わりの5/9にヨットハーバーの駐車場にゴミが山積してる、なんとかしてくれという話が入ったので、これを解決するとともに、三重県の管轄である海岸、ゴミの収集をするつ津市、という行政区分の違いがネックで迅速な対応ができていないことを改めて実感し、
この事例も合わせて今回の質問に包括しました。

ヨットハーバーの内容が前半、ビーチクリーナーの件が後半という構成になっています。

事後の話ですが「海岸漂着物等対策事業補助金」、来年28年度の申請に向けて動いてくれるという部長からの話がありましたので、最終に補助が決まるまで県との間でいろいろお手伝いをする予定です。

ヨットハーバーのゴミ放置の件に関しては、堤防の改修が入り来年度中には取り壊しにかかるということなので、1年ぐらいの短期間ではあるものの、簡易な看板を設置してもらうことで県と話が済みました。


2. 小中学校の普通教室へのエアコン設置に関して
私はエアコン設置に反対の立場で質問をさせていただきました。
学校は我々が子供だった時よりもうんと暑くなってるんだ。
子供たちがかわいそう。
精神論だけで子供は育たない。
そんな意見をお持ちの方もお見えだと思います。
今回私は冷房病という観点から設置を考え直すべきだという主張をいたしました。

私も冷房病に苦しんだことがあります。
冷房病は一旦かかると年を経るごとにどんどん重症化していきます。
そして唯一の解決法は、
「適切な設定温度」
ではありません。

残念ながら簡単な解決方法はなく、
基礎代謝を増やして冷房に強い体を作る以外に効果のある方法はありません。

体が未成熟な子供は体温調整がうまくできません。
体を自ら温めるためには十分な筋量が必要です。
子供は体が小さいので筋量も圧倒的に少ない。
だから子供は大人以上に冷房病に弱いのです。大人の設定温度では低すぎるのです。

学校は様々な分野において子供を適切に成長させることを目的とした施設です。
発汗を促し、水を飲んで体温調節をし、時にプールなどの施設をうまく活用して、体温を下げる能力を身につけさせる。そんな指導や訓練を通して、健康な体を作るという事は学習指導要領のなかで定められた重要な目標です。

万が一体調を崩しかけた時には逃げる場所があります。
保健室も、図書館などの特別教室も、教官室も。
全て冷房が整っています。

誰だってクーラーが要るか要らないかと問われれば要ると答えるでしょう。
保護者は学校にクーラーを入れてくれと要望するでしょう。
でもそれが本当に子供たちの将来にとって必要なことなのか、判断するのが教育委員会のはずです。
学校は健全で、健康な大人を育て上げる場でもあることを忘れてはいけないと思います。

3. 防災無線戸別受信機の配布に関して
これも市長の選挙公約からの案件です。
同報系防災無線が聞こえないという声が方々から聞こえてきます。
そこで、聞こえないお宅には屋内に設置する戸別受信機を配布しましょう、となったわけです。これ、設置に20-30万かかるんです。しかもローテク。

無線は音を使った情報伝達装置です。
目的は適切に的確な情報を必要な人に伝えること。
聞こえないから情報が伝わらないわけですが、
それを聞こえるようにすることが問題解決ですか?
情報が伝わることが本来の目的じゃないですか?

津市にはすでに防災情報メールサービスがあります。
ほかにfaxでの情報送信も行っています。
エリアメールもやかましいぐらい的確に情報を送ってくれます。

でも、無線が聞こえないといっている市民の中で、他の方法でカバーできる人たちがどれぐらいいるのか。市は把握していません。

住民の命を守るための大切な情報です。いかに正確に的確に伝えるか、が到達目標であるべきです。
聞こえないものを聞こえるようにすることではありません。
しかも30万。

タイミングよく日本郵政グループが高齢者向けにiPadを使ったサービスを提供するという情報を入手しました。

iPadは無線のようなローテクではないので
情報通信技術の利活用を併用した「みまもりサービス」
親世代向け・子世代向けの「コミュニケーションサービス」
自宅での申込みによる「買い物支援サービス」
自治体と連携した「地域情報サービス」
各種相談サービス
といった各種付加サービスが付いてきます。

しかも30万円しません。

無線が聞こえないから、戸別受信機を配布しましょう。
30万は市民の税金から賄います。
ではあまりにも短絡的な思考じゃないですかね。

4. 学校避難所におけるテレビなど避難時に必要な備品の設置及び保管に関して
避難所に指定されており、大雨の警報で避難勧告が出て避難したにもかかわらず、避難所にテレビがなく情報収集源が電池式のラジオしかない。という苦情をいただきましたので、早急にに調整するよう要望しました。

5. 緊急時の情報伝達方法に関して
5/27に久居で起こった仮釈放の男がタクシーを盗んで逃走した件です。
警察から市教委が連絡を受けて、学校の保護者対象のメールサービスに各学校が送信。
この文面が伝言ゲーム形式で伝わっていく関係で不正確な情報が拡散した。
しかも
いつも警戒させる内容のメールは届いても警戒解除のメールがと届かない。
加えて学校に子供がいる保護者にはたまたま伝わったが、子供がいない人たちは知る術がない。

警察との情報共有の密度を上げるべきだと要望しました。

********************************************
以上5点が今回6月の定例会で行った質問です。
すでに解決ついたもの、これから動いていくものいろいろありますが、

言った以上はその後もフォローアップをしていくのが私のスタンスです。

2015年6月4日木曜日

発言通告書:平成27年代2回定例会

発言通告が締め切られ同日午後より議運が開かれ
くじ引きの結果発言の順番が決まりました。

また各議員の通告内容がまとめられた
発言通告書が作成され配布されました。

発言通告書はここよりダウンロードして頂けます。

私はクジの結果一番最後^^
11日の14:00から登壇することになりました。

今回の通告内容は
全て一般質問
  1. 防犯に係わる情報伝達システムについて
  2. 小中学校普通教室のエアコン設置について
  3. 防災情報戸別受信機の配布について
  4. 海岸美化について
  5. 地域と共にある学校について
の5項目です。

2015年5月19日火曜日

高齢者居住安定確保計画について:神戸市




視察の二日目は神戸市

ここでは市営住宅の計画と高齢者住宅安定確保にかんして伺ってきた。

市営住宅に関しては震災以降1万戸以上増築したが、現在これが財政を圧迫しており震災前のレベルに順次戻していく予定だという。

市営住宅だけで特別会計を持っており、平成二十年には83億一般財源より繰り入れを行って運営している。うち国からの色々な補助が有り実質純粋な市の財源としては26億の繰入額になるというが、大きい市だとはいえずいぶんな金額だ。
PFIを使って改築を行った地域もあるという説明だったが、PFIの肝である民間財源の活用はなく公費で建設を行っており、しかもSPCは経営に携わらず住民の引っ越しが完了し次第契約終了と言う事で、あまりPFIらしくないPFIで参考にはならなかった。

次に
高齢者住居安定確保計画
この計画の元幾つか事業を行っているのだが、目を引いたのが平成26年度から行われている「こうべ賃貸住宅あんしん入居制度」。

高齢者への賃貸は
独居老人の死亡(発見の遅れ)
残された家財の処理
支払いの保証
といった家主にとっての心配事項があると言う事で貸し渋られるケースが多いという。

そこで、有償ではあるものの賃貸業者がサービスとして
安否確認
連帯保証
残存家具の片付け
等を行い

市としてはそのようなサービスを行う業者を認定することで
家主は安心し
高齢者はそのようなサービスを行ってくれる仲介業者を選んで契約をするようになる
というシステム。

なかなか面白い取り組みだ。

また、「親・子世帯の近居・同居住み替え事業」という取り組みでは10万円上限で就学前の子供が居る息子娘夫婦の家の近くに引っ越す時の引っ越し費用を1/2助成することで家族が親を見守りやすい環境を作る為の


サービス付き高齢者向け住宅の巡回も高い頻度で行っており、適切運営がされているかどうか質の確保にも力を入れている。

高齢者も安心して転居することができる。

その他
転居だけでなく自宅の改修もふくめた高齢者の居住に関する相談やそれぞれの先の計画に関するアドバイスなどをするための研修会や窓口を設け、先々安心して老後を暮らせるよう総合的にサポートをしている。

高齢者住居安定確保計画
***********************************************************
住み慣れたところで暮らしたいという思いもあるだろうが、より適切なサービスが受けられる地域や環境に移り住むことも選択肢の一つで有り、集約が出来れば市としてもより厚い福祉施策を講じることが出来る。

津市も当然直面している問題だ。

個人的には私の住む東丸之内など旧市街は実は自転車の移動で買い物も病院も自力で通うことが出来る高齢者にとって住みやすい環境だと思っている。

買い物難民とか交通弱者というキャッチコピーで有名な問題の対処としてコミュニティバスを走らせたりしてはいるものの、かゆいところに手が届くようなサービスにはなっていない。

積極的な移住推進も検討すべき方法の一つだと感じた。

住みよい街の道づくり事業:廿日市

計画中の道路の一つ
今回の建設水道委員会の委員会視察において訪れた廿日市。

事前の思い込みにくらべて、実際はなかなか興味深い取り組みだった。

道のないところに道を作る。
細い古い道を拡幅する。

いずれも土地の買収や地域の合意が大変でなかなか進まない。

この事業は、
まず地域の合意を地域で行ってくれ
というもの。
合意が取れているようなら、市も頑張って道路設置を早急に進めますよ、という立ち位置。

加えて幅員の4mまでは寄付で、それ以上の場合は4m超過分を時価で買収。
あくまでもそこに住む人だけのための道では公共性がないので、通り抜けができるよう行き止まりは作らない。

土地の所有者は今まで進入路がなく売りようがなかった土地を売ることができるようになるメリットがある。
ということで、いままで合意がつけられなかった地域も、市が合意を取り付けるのと異なり、地元同士で話し合いをする関係で無理な要求もなく、比較的スムーズに道路設置まで進んでいるという。

7年間で1本設置済み、3本進行中、1本は計画測量にはいったということ。

また、市としても農地から宅地に変わることで固定資産収入が上がるメリットがある。

何よりも一番困難な意見合意を地元に任せるという点がこの事業のキモだ。

例:
添付画像にある道路設置計画付近のgoogle maps

2015年5月6日水曜日

児童書:日本とアジアの大東亜戦争

全ての漢字にルビが入っている小学生でも読める本。

先日友人に紹介されて早速購入し読破した。

大東亜戦争の解説書で有りながら
15世紀の大航海時代(大侵略時代:著者)の西洋諸国によるアジアの植民地支配の実態を示す所から始められている。

その後日米間の戦争を経、続いて東南アジア諸国の独立戦争の終焉まで(1976年のベトナム戦争までを含める)を第二次大東亜戦争とし、その関連性を記している。

確かに漢字のルビは子供にとっては読みやすく、しかも「仲介」「講和」「屈辱」といった少々むずかしいと思われる語彙には括弧書きの説明までつけられている。

しかしやはりある程度の歴史の知識を知らないと理解は難しいかもしれない。最低でも5年生か6年生、あるいは中学生ぐらいか。

一方で400年近くの歴史の流れと前後の関連性を、かなり大胆にダイジェストにすることで全体像を正確に掌握する事が出来るようにした、大人にとっても充分読み応えのある書籍である。
歴史は細切れの個別の事象の連続では無く、すべてその事象を引き起こす原因的事件があり、その後何らかの別の事件に確実に影響を及ぼしている。

日本の近代史をもう一度学び直そうと思う人にとっては良い切っ掛けを作ってくれる本だと思う。

娘の小学校に寄贈することも考えている。

http://www.amazon.co.jp/dp/4892959650

2015年4月29日水曜日

日本語

大国主命の国譲りが終わった後、高天原の神々は天照大神の孫にあたるににぎの命を高千穂に降ろす。そこでににぎの命は木花之佐久夜毘売にであう。

細かな内容が分からなくても
このはなのさくやびめ
という名を聞くだけで小4と小2の娘達はこの名の持ち主がかわいらしい女性であると言う事が分かり、一度聞いただけでその名前を覚えている。

因みにその姉の岩長比売(いわながひめ)は岩のようにごつごつして面長だったのか、あまり美しくなさそうな印象を名を聞くだけで想像することが出来る。

面白い。

1500年も前に書かれた書物に記されており、また当時既に伝承だったこの名は、即ち1500年よりもさらに昔から存在していた事を意味する。

それだけ古い時代に使われた名前を21世紀の子供が音を聞いただけで伝えんとするイメージが伝わる。

これはとても凄いことだと思う。

我々の話す日本語が古くから絶えること無く継承されており、且つ現在も使用されている生きた言語である事の証の一つだと考えられる。

日本語は現存する数少ない古代語である。

例えばヘブライ語は一度途絶えた後に復興されている。
ラテン語はその後フランス語、スペイン語、イタリア語、オランダ語、ルーマニア語など複数に分岐しているが、現在ラテン語を日常の言語として使っている国は存在しない。

漢字ばかりで書かれたこの書物は漢字とひらがなに書き直さなければ殆どの現代人はよめない。とはいえ読んで一端「音」に変換すれば、聞く者は1500年を経ても尚その多くを理解することが出来る。

そして当時の状況に思いを馳せ、1500年前にタイムトラベルする事が出来るのである。
それがどれだけ希でどれだけ恵まれたことなのか、他の国と比べてみると良く分かると思う。

2015年4月13日月曜日

知事選・県議選

鈴木英敬知事見事再選果たされました。おめでとうございます。
そしてありがとうございます。

さて、県議選
自民党は改選前の23議席から21議席に減らしました。
対する民主党は22議席かわらず
公明党は1議席から2議席に
共産党は0から2議席にそれぞれ増やしました。

残り4議席無所属のうちの2議席(無所属1)ですが
一人は伊賀の稲森 稔尚氏:社民党
一人は松阪の中瀬古初美氏:自民党が2人候補を立てた中袂を分かって対立候補として戦ったため自民入りは無いでしょう。

結果少なくともこの(無所属1)は新政みえにうつるか協力関係をもつ議席だと考えられ得ます。

きたる議会に於いて共産党と新政みえが協力体制を組む案件があるようで、
22+2+2=26
過半数を得ることになります。
議長を選出することも可能でしょう。

対する自民
国政にならい公明と協力関係を保ったとして
仮に残りの無所属(無所属2)の2議席を味方につけたとしても
21+2+2=25
過半数に足りません。

(無所属2)のうち
亀山の長田 隆尚氏は元々新政みえ所属の議員で、選挙前に会派離脱をしました。
どのような動きをするかは未定。

以上のことから
第2期鈴木英敬知事体制は
非常に舵取りが難しくなることが見込まれます。
自民党三重県連としてはとても苦しい選挙結果となりました。

全国的には多くの地域で自民党が議席を伸ばしている中、
三重県議会のみが少し様相が異なるようです。

今後のことを含めて対策を考えねばならないようです。

2015年3月9日月曜日

明日の代表質問と通告一覧

間際で申し訳ないのですが、明日から始まる代表質問及び一般質問の各議員の通告内容と発言の順番を示した通告一覧が出来上がりましたので報告いたします。
H27年 第1回定例会 発言通告一覧表
私明日10日の11時から
2番目に発言時間を許されており、目下発言の最終準備に必至になっております。

通告内容をコピペして貼るぐらいのことしか今は余裕が無く出来ませんがご了承下さい。

■議案質疑
議案第10号 津市道の駅津かわげの設置及び管理に関する条例の制定について
■一般質問
1 施政方針より「まち・ひと・しごと創生総合戦略」について
2 農地転用の権限を移譲する閣議決定を受けて、津インター前開発について
3 津城復元について
4 中学校までの医療費の無料化について
5 小中学校の教室のエアコン設置について
6 防災情報戸別受信機の配布について
7 コミュニティバスの運賃無料化について
8 (仮称)津市久居ホールの建設について
9 老朽化した公民館の建て替えについて

10 企業誘致室、津市産業振興センターについて

2015年2月28日土曜日

平成27年第1回定例会:議案

今年最初の定例会が開会されました。

三月議会は一年間の市政運営の大筋を決める当初予算が示されるのと同時に

市長による市政方針 リンクはここ
教育長による教育方針 リンクはここ

が示されます。
予算書だけでなくこちらも目を通しておくと、今市長が、あるいは教育長がどのような事を考えどのような事に取り組もうとしているのか見て取ることが出来ます。
(もちろん行間を読む必要もありますが)

そして当初予算
一般会計および特別会計・当初予算
と、あわせて
当初予算の概要
各部予算概要
を見ておくと
実際に予算が充てられている事業を見て取ることが出来ます。
当初予算の概要では重点課題と考えられている事業を知ることが出来たり、全てではないですが主要な事業の前年度比、(増えたり減ったり)を見ることが出来ます。

因みに最初のリンクにある一般会計および特別会計・当初予算を開いて読み解こうとするとわけのわからなさに凹んで、先に進む気が失せると思うので概要版に目を通すことをお勧めします。
他当初予算関連の議案
議案第50号 平成27年度津市モーターボート競走事業特別会計予算
議案第51号 平成27年度津市国民健康保険事業特別会計予算
議案第52号 平成27年度津市介護保険事業特別会計予算
議案第53号 平成27年度津市後期高齢者医療事業特別会計予算
議案第54号 平成27年度津市営浄化槽事業特別会計予算
議案第55号 平成27年度津市簡易水道事業特別会計予算
議案第56号 平成27年度津市農業集落排水事業特別会計予算
議案第57号 平成27年度津市土地区画整理事業特別会計予算
議案第58号 平成27年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算
議案第59号 平成27年度津市椋本財産区特別会計予算
議案第60号 平成27年度津市水道事業会計予算
議案第61号 平成27年度津市工業用水道事業会計予算
議案第62号 平成27年度津市下水道事業会計予算
議案第63号 平成27年度津市駐車場事業会計予算
議案第64号 平成27年度津市農業共済事業会計予算


あとそれとは別に26年度の最終補正予算が提出されています。
これは例えば様々な給付金の給付額や数が決定されて最後の微調整が行われたり、実際に支払われた給与などがの額が確定して予算から減額補正されていたり、また年度内に終わらなかった事業を繰り越したりといった会計上の処理にまつわる補正ですので、ご興味がある方は目を通してみてくださ。
議案第37号 平成26年度津市一般会計補正予算(第9号)
議案第38号 平成26年度津市モーターボート競走事業特別会計補正予算(第2号)
議案第39号 平成26年度津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
議案第40号 平成26年度津市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
議案第41号 平成26年度津市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)
議案第42号 平成26年度津市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
議案第43号 平成26年度津市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)
議案第44号 平成26年度津市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)
議案第45号 平成26年度津市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第46号 平成26年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)
議案第47号 平成26年度津市椋本財産区特別会計補正予算(第1号)
議案第48号 平成26年度津市水道事業会計補正予算(第1号)

予算関連は以上ですが
ほか条例の改正などが続きます。
議案第10号 津市道の駅津かわげの設置及び管理に関する条例の制定について
河芸に出来る道の駅の運営を指定管理制度で行う等基本的形を条例で定める事を提案する内容です。

議案第11号 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について
新しい教育委員会制度として教育委員長を教育長がかねることが国で決められ、その事を受け費用弁償(報酬)やその職務などを定め直す内容です。

議案第12号 津市常勤の監査委員の給与及び旅費に関する条例の一部の改正について
議案第13号 津市市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例の一部の改正について
議案第14号 津市職員の給与に関する条例の一部の改正について
議案第15号 津市教育委員会教育長等の給与及び旅費等に関する条例の一部の改正について
行財政改革の名の下で平成19年より始められた人件費削減のための給与減額措置の1年延長を求める議案です。

議案第17号 津市職員定数条例の一部の改正について
下水道部が水道局の中に組み込まれることになります。水道局は企業会計として津市の一般会計からは切り離された事業体です。つまり下水道部の職員が津市の職員から上下道事業管理者の事務局員という肩書きに変わるという内容。

議案第18号 津市手数料徴収条例の一部の改正について

鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」を「鳥獣の保護 及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律
が改正された関係での条文整理
長期優良住宅の認定に必要な書類が一つ増えたのでその手数料を定める提案。

介護保険法が変わった事による条文整理
料金の改変
地域包括支援にかかわる施設の受け入れ枠の拡充などの提案。

企業誘致促進の為に工業団地に限らず転入に対して補助金を出すということと、補助率の高い業種の指定を変更するなどの提案。

太陽光や風力発電設備を設置する際に公道の上にはみ出るなどのケースに対して占有料を定める提案。

下水中に含まれて許されるカドミウムの量が低くなり、厳しくなりました。国の決定を受けてのことです。

老築化した市営住宅の廃止

駐車場事業会計の利益及び資本剰余金が積立などに回せるようになった事を受けての改正。

地方自治法の改正による引用条文の整理。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第252条の2第1項 に規定する
地方自治法(昭和22年法律第67号)第252条の2の2第1項に規定する
に変わるだけの内容。

使っていなかった河芸のプールが無くなることを受けての改正。

松阪が処理できていなかったゴミとし尿処理を津市が請け負っていたのを、松阪が自分で出来るようになったので受託を廃止する。

開発などによって不合理になった町名の変更

農業共済に関する国の変更を受け手の種々の変更

津市内の過疎地(即ち美杉)の事に関する計画を変更する内容。
市営浄化槽事業を行うことによる下水処理に関する内容と

「地域活動のための拠点作り」(つまり新たな施設)という項目を新たに増やす内容。

議案第36号 市道路線の認定について
団地の開発などによって新たに出来た道を市道として認定し市の責任で維持管理を行う事を定める内容。

**************************
以上根底例会に提出された議案を全て若干の解説を含め列挙しました。

ファイルを開かなくてもここまで読み進んだ方、お疲れ様でした。
m(_ _)m
感服します。

気になる書類があればリンク先から開いて更に詳しく読み進んで下さい。
条例の新旧対照表もあります。




2015年1月20日火曜日

NHK大河ドラマに藤堂高虎を起用してもらう為の陳情

議員職をいただいてから4度目、会全体としては10度目の陳情に伺った。


NHKの大河ドラマに藤堂高虎を起用してもらうためである。

藤堂高虎が、地域の方々の諦めない想いと年を経るごとに参加規模の大きくなる陳情活動によって確実にNHK側にとって意識をせざるを得ないテーマになっている事は間違いない事実だと確信している。

昨年は就任間もなくの籾井会長には予定がわずお会いできなかった。
籾井会長はやはり一般的な藤堂高虎のイメージである7回主君を変えたという話を会話の中に挟まれた。残念ながらこれが今の現実である。あまりにも定着したこの主君を変えた事による忠義心の無い人物という誤ったイメージはなんとか払拭したいものである。

しかし陳情者の一員である今治市のイベント交流推進課の山本課長の発言内容はその固定観念を一蹴するだけの威力を持って行っと思う。

「藤堂高虎は一塊の先鋒隊から実力を持って駆け上がってきた実力者である。新たな役割を与えられるたびにその職務と経験を自らのものとして習得し、それだけでなく携わったそれぞれの仕事において独創的なアイデアでそれまでのやり方を革新してきた知者である。九鬼水軍を我が物とし、その後水城作り、滋賀の山の中で生まれた武将が日本を率いる水軍の長となるのである。課長曰くその後の日本の海軍の基礎を作ったのが高虎である」
神田和泉町自治会
という。

とにかく高虎はその有能さ故に多く妬まれた存在である。また本人は表に出ることを嫌い終始裏方に徹し、様々な噂や言いがかりを表だって否定することをしなかった様である。しかし不忍池の命名の件はそれでも数の少ない反論の中の一つだろう。

家康の命に守られ幕末まで安定した藩運営ができたと言うことはとりもなおさずそれだけで資金も力も有しているということである。
鳥羽伏見の戦いでの苦渋の決断の件によって倒幕後藤堂家は裏切り者の血統だと揶揄されるが、つらい決断を迫られたのは藤堂家だけではない。また前線での戦いを放棄し大阪城を離れた慶喜を、これ以上支えることはできないと考える大名が出るのも無理からぬ事とも思える。

かねてより大きな力を持っており新政府の要求に素直に従わない藤堂家は、薩摩と長州の新政府にとって煙たい存在であったが故に藤堂家の財力と力を様々な方法で削いで行くと同時に藤堂家ディスカウントキャンペーンを行うのである。

明治維新のおりに行われたディスカウント藤堂戦略の呪縛と汚名からそろそろ我々は解放されねばならないと思う。

神田明神
話が逸れた。
今回市長は昨年から始まったふるさと納税の結果1000万を超える寄付が津城復元のために集められた事を引き合いに、津の住民にとってとても大きな関心事であることを伝えた。昨年に比べれば随分良い。

伊賀の木戸専務だったか、受け入れの体制は万全であるとお話しされた。どうも資料館を準備する計画区があるようである。流石だ。

NHKは「あとは腹をくくるだけだ」と言った。
それに応えられるのは「受け入れの体制は万全である」この一言だけではないのか。

………………………
実務的な話をすると、今年の花燃ゆのあとは真田幸村で決まっている。戦国と幕末を交互に企画するという慣習にこだわるのであれば(私はこだわらんでもええのに、と思うのだが)、今年のいつの時期にか発表される次の大河のテーマは幕末物と言う事になる。我々の狙うべきは次回の陳情、来年の決断だということらしい。

来年はいよいよ

今治、伊賀、甲良、津、プラス神田和泉町の連合軍でそい力をかけて決めに行かなければならない。

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余談
上野の公園は元々藤堂家の管理する領地だった。その中には寒松院という津の寿町にある藤堂家のお墓のあるお寺と同じ名前の寺があり、高虎のお骨もこちらにおさめてある。そして同じく上野公園内にある東照宮は家康の遺言を形にするために高虎が立てた。

中には古い灯籠が沢山立っているが、この中にはもちろん高虎がおさめた灯籠がある。

これは津観音にある灯籠と同じ時期に同じ職人によって作られたものらしく、そこには
「東照宮大権現 伊賀少将藤原朝臣 高虎」
「寛永五戌辰年」
とハッキリ刻まれている。

(という話を今回教えてもらった^^)