歩行者信号の管理

選挙期間中に知り合った年配の方からメールで要望を頂いた。

歩行者用の信号機が赤に変わるのが早い。早足で歩かなきゃならないから何とかしてくれ、というもの。

警察は県行政であって管轄外なんだけどな〜という言葉を飲み込んで取りあえず修学の目的も込めて現地調査にいってみることにした。

メインの通りに進入する道路が設置されている三叉路。車両進入時に合わせてメイン通りを横切る歩道が開放になる。

車両通行の管理がメインの交差点という印象だ。
合計で18回計測を行ったが、その間歩行者が横断歩道を使用したのはその半数程度だった。

**********車両信号の計測***********
進入道路の停止線上部にはセンサーが付いている。車両が止まってこれが反応すると信号が作動する仕組みだ。
その為街車両が無い状態で信号係わることは無く、18回中最低でも1信号で1台、最多で7台の車両がメイン道路に進入した。その間信号の感覚が短くワン信号で進入できなかった車両は、歩行者がいた関係で左折に時間がかかった1台のみ。
良く整理されている。

車両用の信号の計測は合計8回
新入車両が合計2台だったときが一番短く
22秒半で黄色に変わり、3秒で赤に変わる合計25秒半の信号
一番長かったのが7台進入したケースで
27秒18で黄色に変わりおよそ30秒で赤に変わった。

最短と最長でおよそ5秒の開きがある。
既出のセンサーが車両の存在を感知している場合信号の感覚をながめにとる調整をしている、後述の交通管理センターの部長談。


**********歩行者信号の計測***********

車両信号の長さによって歩行者信号の感覚も若干変動する。
これも8回計測したが
一番短いケースで
12秒で点滅開始、20秒で赤に変わった
一番長かったのが
19秒97で点滅25秒12で赤に変わった。

同じく交通管理センターの部長によると
1メートル1秒を基準に道路幅に合わせて最短時間の制限をかけており、歩行者が渡り追われないようなスピートで信号が変わることは無いようにしているとのこと。

実際私も往復2回わたってみたが
いずれの場合も普通に歩いて点滅信号に変わる前にわたり終えた。

************交通管理センター************
さて、計測はしてみたもののその時点で時間の変動のことやこの信号の設定のことなど分からないことを抱えたままだったので津署に行ってみた。
交通課の警官と話しはしたが詳しいことは津総合庁舎の敷地内にある交通管理センターで聞いてもらった方が正確だと言う事で場所を移すことにした。

出てきた二人の警察官は非常に丁寧に説明をしてくれた。

その内容が既出の
車両の存在によって若干信号の長さが変わるように設定してあること
1秒1メートルの最短制限を設けていること
メインの道路の渋滞を招かないように反応式の信号である事
歩行者信号の状況を軸に時間設定をしているわけでは無く車両のスムーズな通行をメインに想定された信号である事

等を改めて確認した。

その上で
冒頭にあった年配の方が少々あせって通行しなければならないようなケースがあると言う事を伝え、
メインの通りの車両渋滞制御とのバランスを考えた上で、歩行者にとって間隔が短いという意見があったことを留意してもらい、対応を検討するむねの返答を頂いた。

************フィードバック************
センターを出てすぐ
要望を頂いた方に電話をかけた。
上述の渡した調査した感想と
管制センターの警官の対応を伝えた。

私の対応に謝辞を頂き、警察の対応に一定の満足を示して頂いた。

私が調査を行ったのは平日の午後2時頃だったが
この交差点を利用されるのが午前10時半頃とのことなので
その時間に又改めて状況を確認してみることを約束して電話を切った。

************まとめ************
歩行スピードは個人によってばらつきがある。
当然年配の方達は歩行スピードはいくらか遅め。
1秒1メートルという設定が適切なのかどうかは何とも言えないが、決して多すぎることは無いように思う。

また、私が目撃した歩行者は半数近くが高校生。残りが年配の方数組。いずれも小走りで駆け込むような様子は目撃していない。

要望者に伝えたとおりまた改めて現場に行ってみようとは思うが、年配の方が困っているような状況を確認し、通行の安全が確保できないような状況を目撃したら改めて管制センターに問い合わせてみようと思う。


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