春の訪れ

3/1、家内の国モルドバでは春の訪れを祝いMarțișor(マルツィショール)という飾り物をつけます。

これは基本頂く物のようで、気に入った方、お世話になってる方などにつけて差し上げる。
ですから学校なんかだと人気のある先生は生徒から頂いたMarțișorだらけになって、そうでないかたは寂しげに一つ二つという状況が生み出されるのだそうです。

Marțișorは3月を意味するMartie(マルティエ)のちっちゃくて可愛いヤツみたいなニュアンスなんだそう。Martieはすなわち英語のMarchと同じで3月そのもの。いうなれば「3月チャン」みたいな雰囲気だろうか。「弥生ちゃん」でも良いかもしれない。

で、シンボルは赤と白の対の飾りと決まっている。

白は冬を表す。ババオドキアという冬の魔女がいてMarțișorが春を獲得するために戦うんだそうです。その戦いの際に散った鮮血が雪を溶かし春を迎える。だから赤はMarțișorの血なんだとか。

いろんな春の訪れの物語がそれぞれの国にあるわけです。

ちなみに3/8は女性の日。これは国連でも女性の日として定められた日でモルドバでは花束を贈ります。家内と結婚して以来毎年行事になっています。Opt Martie。そのまんま3月8日の直訳なんですけど。どーもソヴィエと時代に起因する比較的新しい習慣のようです。

その所以はどうであれ家内が喜ぶので花を買います。今義理の母がきていますので彼女の分も買います。私の母もいますのでその分も買います。また娘が二人いるのでこれもまた買います。・・・・・大変です。

もちろんその間に3/3の桃の節句もあります。色々大変です。

コメント

  1. 三軒茶屋のケント2012年3月2日 18:24

    ロシアにも春の訪れにする恒例行事。マッスルニッツァというのがあります。言ってみれば日本で言うかかしを作って。それに火をともして、焼くような行事です。ちなみにロシア語で三月はマルト。似てますね。やっぱり。僕もちょっとお花を買って来ましょうかね???

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  2. 面白いですね〜。

    花、是非。

    花をもらって喜ばない女性はあんまり居ないんじゃないかな。

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