市議会のweb中継に関するupdate

事務局側からまた年間数百万かかるが出てきた。
独自回線を引いてサーバを借りてmedia playerとquicktimeに対応した独自のストリーミング。youstreamは使わない。
9月の議会で予算計上し12月議会には実施したい意向だという。

youstreamなら明日からでも即できるじゃないか、費用もかからないだろうと詰め寄ったのだが、この金額が高いのか安いのかはひとまず置いておいて理屈の通った理由がいくつかあったため手にした刀をさやに収めた。

まず独自の回線を引かなければならない理由。
庁舎内のラインは重要データにも繋がるラインであるためセキュリティ上別個の物を持ちたいとのこと。

そして人事があっても代わらず供給できる状態を確保すること。
現在本会議場でモニタに映している画像を2系統に分けて、一方をyoustreamに、もう一方を録画用にして、保存した物を議事録のページのあるサーバに保存素りゃいいだけじゃないかと思っていた。

今回も実は発生したのだが、不適切発言などによる”議事録から削除する”という現象が起こると、streamingの場合は”公式の議事録ではありません”という注釈をテロップとして表示しておくことでお茶を濁し、archiveの方はこれを編集しなければならない。
画像の編集、と言っても基本的にはカットのみ、ファイル名を付けてサーバに上げる。
分かるものにとってはどうって事のない作業だと思うが、100%皆が出来るわけではない、という。これをどんな人事が事務局にあっても継続提供できる状態を確保したいために、編集作業及び公開、タグ付けなどはどうしても外注にしたい。との事。

そして事務局の中で元情報系に従事していて意思疎通の出来た唯一の局員は、現在の議会のページの方も段階的に是正していきたいと言った。
現在トップページと議事録のページは異なる外注先が異なるサーバで運営しているバラバラの物なんだとか。ここで今回のstreamingのシステムを導入すると3つ目になる。
異なった時期に異なった決定で入札によってバラバラに作られたことが原因。録画画像のarchiveと議事録とのリンクも必要であることからこれら全てを出来れば一本化、ないしはurlが異なっても同じページに飛ばすような形で一つの物にしたいとのこと。
現 在議会のトップページは”shockwave”のプラグインを使ったなんの意味もないセンスのない動画が現れる。shockwaveと言ったら macromedia時代のflashの前身。私が大学4年生の時にあった技術。15年ほど前の物。この間さわれないでいたのがこの契約。こんな物もさわ れないでいるのが行政特有の外注と入札システムのセット。少なくとも事務局側でサーバ内のファイルをさわれるような契約でないと同じ事の二の舞だ。
その辺をふまえた上で彼が事務局にいるうちにこのことに関してできるだけ処理していきたいとのこと。確かトップページだったと思うがこの契約がこの3月に切れるそうだ。
それぞれの契約時期を待って統合していくのだという。

そのために最終的に一本にまとめるためにstreamingを提供するページを基礎にして古い物を刷新していく関係で、今回この外注先に丸投げしたいんだそうだ。

加えて県内他市でも既に本会議中継されている中で、津市では委員会まで公開してしまいたいと言う。その辺で一歩リードしたいという事らしい。

最 後までyoustreamにこだわりたかった理由のもう一つはSNSとの連携。streaming自体はラインやサーバのキャパはともかくとして私の Macに入っているQuicktimeをproにupgradeすればこれも比較的容易に出来る。技術自体はyoustreamが出てくるいくらか前から private useに対応したハードルの低い技術にまで成長していた。しかし今、テレビとさして代わらない一方通行のstreaming技術がtwitter等と連携 をすることで、議会からのフィードバックとは行かないまでも確実に横横の会話を生み出す切っ掛けを作ることがyoustreamには可能だ。その横の広が りこそがある意味魅力でもあった。

しかしながらstreamingの実現以外の周辺課題。archiveの利用、議事録との連携、そしてwebページのupdate等を同時に解決していく事とのバランスの中、私はyoustreamでの中継実現の主張を今のところ収める形になった。

web利用率の高い当blogのreaderの方々で、このことに関して意見がある方は是非聞かせていただきたい。次回の議会改革検討会は7月25日の予定だ。

コメント

  1. 改善の余地ありありの議会。小林さんが当選した意義もありありな感じ。
    過去はかえられないからサンクコストと割り切って、フラットに考えて最善の策を考える行政であってほしい。あと公務員にもっとスキルのある人を採用しないとダメね。分からない担当者プラス外注より、できる担当者がやった方が早いし安い。

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  2. thank costと最善策。まさにそんな意味で、ま、今回はこれで事務局側の主張に合意するより無いかな。と思っています。

    でも、スキルの面。大切です。事務局には常に情報系に長けた人が最低一人はいていただきたい。公開公表が常について回ってくる部署ですからね。

    そんな意味でも2500人体制というのは数字だけいたずらに踊っていると思っています。

    まだ、何処なら減らせるのかを把握するまでには至っていませんが、この2ヶ月ぐらいの間に関わった幼稚園、保育園分野、危機管理分野に関しては人がもっと要る。
    センパレに浪費している年間3億2千万で保育園の非常勤であれば50人は雇える。

    そんな過去の垢落としも並列進行して、市の財政の確保と必要分野への投入を適切に行っていく必要がある。やれることは私が2ヶ月間で気が付いたたった一部のこと以上にもっとあるはずです。

    市長にはその辺さわっていただけると期待をしていますが、その様子はこれからも注視していきたいと思っています。

    少なくとも前回2500人体制は過去の人たちが専門的な目で算出した適切な数字だと思っている。と市長は発言しましたので、私は私からの異論を常に提示していくつもりです。

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  3. 色々とご活躍みたいですね。でももう少しなぜそうなっているかを考えてから行動されてはどうですか? 公務員もアホじゃないとおもいますよ。あなたがこれからも政治の世界で生きていかれるのであれば、継続的かつ現実的な取り組みをしたほうがよくないですか。
    大の虫を生かして小の虫をいかすことも出来る方法もありませんか!?

    せっかく当選したのですか継続的に議員として活躍を期待しますが、安易なポピュリズムに染まっていただきたくないものです。

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  4. 匿名さん
    ありがとうございます。

    まだ私がやったと言える仕事はありませんから、活躍にはほど遠いです。web配信の話はたまたま私がいくらか分かる分野だったので当初から色々意見を言いましたが、もとより改革検討会無いにおいて討議課題として他の議員の方が上げてた案件です。

    公務員がアホだとは思っていません。むしろ今回の定例会を機に、正直少々考え方を改めました。それぞれの分野に携わってそれなりの時間と経験を積んでる専門家だと感じさせる人たちが居ました。だから私はよっぽどしっかり勉強しないとと感じています。

    ただこのweb配信の件に関しては、完全丸投げの理由は全く分からなくはないですが、もう少し事務局内で仕事をしても良いように今でも思っています。

    実は協議会改革検討会がありました。上述の通り執行部に提案されます。もう一モミした上で9月の定例化に補正予算として上がってくるでしょう。そのために既に7/6の時点で事務局側では丸投げで行く意向で決定しています。改革検討会に投げずに代表者会議で報告するという技を使って。時間的に間に合わないからという理由もしっかり付けて。

    6日の代表者会議の翌日7日に会派長に不満を訴えなければ事務局ともつっこんだ話をする機会もなく何事もなかったように事後報告だけを聞かされて、きっと憤慨していたと思います。

    今まで無かった仕事だから丸投げしたい気持ちは分からなくはないですが、それじゃ脳がない。

    企業であれば新たな業務が課せられることはいくらでもある。だから他の仕事を合理化して全体的な仕事量を常に減らすようにしてより多くの作業をこなせるように少しずつ変えていく物だと思っています。その辺の切磋琢磨が、予算取って解決。で終わってしまう所が役所の特徴に思います。それで成り立ってしまうからでしょう。取りあえず。

    人事発生時に作業内容を継承できる人が居なけれが配信自体がストップしてしまう可能性がある。という主張も、意地悪く切り返せば、じゃあ誰でも出来る単純作業しか役所の人間はしないのか?とつっこめなくもないんです。


    しかし事務局の業務全般を今の私が知っているわけではないので、他の業務との比較での優先度や重要度に関してもつっこめないし、何よりもとっととやってしまった方が良い物ではあるので、いたずらにこれ以上つっこんでweb配信自体がパーになっても元も子もないし。と言った所です。

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