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多文化共生啓発イベント

県広報より入手。 1月15日土曜日 1月16日日曜日 11時より16時まで 松阪ショッピングセンターマーム 松阪市船江町1392-27 主催:三重県多文化共生啓発事業実行委員会 外国の音楽やダンスを通じた文化交流、国際交流団体の活動紹介など 問い合わせ 生活・文化部 国際室 059-222-5974 県レベルだと二日コースなんですね。 時間取れると思うから行ってみようと思います。

自由・権利・責任

私が徘徊するところで最近特に東京都の条例可決に関するコメントを良く目にする。 多文化共生とは直接関係ないトピックなのだが色々危惧するところがある。 以前イスラエルの女性で元司法長官だかを務めた退役弁護士の方の通訳をした際に、何の会話だったからは覚えていないのだが、権利に関する内容に話が向かった。 その際に彼女が言ったのは ”他の権利を凌駕する絶対的な権利は存在しない” という言葉。 そして時に異なる権利と利害が衝突した際にそれを折衝するのが法廷だという言い方をしていたのを、”表現の自由”という言葉が乱舞している今、思い出した。  表現の自由とは確かに法によって守られた権利であるだろう。しかしこの自由と権利はそのほかにも多数法的に約束されている権利の中の一つに過ぎない。 親は子供を保護し養育する権利があるが、その権利はある特定の状況において制限されることもある。親に養育の能力が無いと見なされたときだ。子供は適切な環境で育てられる同じく権利を有しているわけで、これが阻害される可能性がある場合はそれを阻害する権利を制限できる。仮にそれに意義がある場合は法廷で争うしかない。 法律の専門家ならもっと適切な凡例も出せるのだろうが、残念ながらずぶの素人だ。 とにかく東京都の判断に意義があるのなら、特に出版会社に至ってはそれこそ法廷闘争すべき問題なのではないか? イベントの集団ボイコットをして都が規制しようとしている対象作品とは直接関係のないユーザーも巻き込んで”不適切な作品の規制ではなく、行政による出版業界への圧力だ”とでも言わんばかりのアピールは、ここまで来るとむしろ焦点を意図的に歪曲した扇動のようにさえ感じさせる。 みんながこんなに反対してるんだから可決すべきではないとでも言わんばかりに。果たしてこれは民主主義なんだろうか? 扇動とそれに惑わされる大衆という図式を悲しいかなここ数年何度となく違う形で目の当たりにしているだけに、これもまた非常に憂慮している点の一つだ。 奇しくも古代民主主義の発祥の地ギリシャでは大衆の扇動の結果国家が破綻したと言うではないか。 ともあれ人の営みの中で生まれてくる行動には全て自由と権利に裏付けられた側面がある一方で、いかなる自由行動もそこに常に責任がセットになって存在していることを忘れてはいけない。 責任

国際交流フェスティバル@アスト津・終了(私、日本人なんですが・・・)

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今回初めて参加した、みえNPOセンター・ワーカーズコープ及び国際交流フェスティバル企画委員会の主催する国際交流フェスティバルに今年初めて参加した。 前回の津市の企画と比べて室内と言うこともあり手狭ではあった事、また食品を扱うところがブーストは別に設けられていて、展示ブースは基本的に物販ないしは活動紹介をメインにしていた事などから、ブース間の総合交流が盛んだったような印象を受けた。モルドバのことに関して随分尋ねられて、紹介文を印刷した物でも作っておけば良かったかなと思った。 いくつもあった出会いの中から、国際交流に特化した活動をもう20年近くしていた方と知り合って先人の知恵を幾つか頂いた。彼女が積極的に支援していた8ヶ国ぐらいの国の当時外国人だった人たちは皆しっかり三重にに根付き、地元の日本人以上に日本に対する想いが強く、ゴミを安易に捨てる人などに対して、何で自分の国を大切に出来ないんだ!と憤慨することすらあるとか。すごい!やっぱり多文化共生はここまで行かないとダメですな。 今後とも色々教わろうと思っています。 先月の津市のイベント、今月のイベントと続いたが、こんなイベントはもっと無いんだろうか?という問いかけがあった。実際私も共に今回が初めての参加でこれ以外で私の知っている国際交流色のあるイベントはおそらく秋に参加した河芸の千里が丘団地の盆踊りぐらいだろうか。(私の掃除企画を除いて) しかしながら久居や鈴鹿などでは必ずあるはず。こういった”他にもないの?”というニーズもあるわけだから国際交流系のイベントの情報収集にも力を入れてここでアップしてみようかと思っている。 逆にそんな話が入ってきたらコメントでもメールでもtwitterでも教えてくれる方がいたら感謝します。 ちなみに1月には家内のモルドバ料理を教える会があるかも知れない。おそらく17日月曜日、昼ぐらいだとの話。 あと2月にもユネスコの関係で津のリージョンプラザでモルドバ料理の講習会の予定が5日に開催される予定。 いずれも参加申し込みなどに関しては現時点で詳細ほとんど分からないのでわかり次第報告いたします。 で、 余談なんだが、今日のイベントでモルドバの国の説明をひとしきり語った後で”ところで日本の人ですか?”と随分聞かれた。 さらには”随分日本語お上手ですね!”なんて・・

いよいよあさって、12/19 アスト津 国際交流フェスティバル

イベント明後日に迫りました。 明日の夕方には搬入。日曜日は朝から夕方までです。 先の市役所の国際交流デーと違ってこちらは私参加したことがないので、どんな雰囲気かわかりませんが。ま、楽しめるだろうと思っています。 室内なんで暖かいし。 私事ですが風邪引いちまったし・・・・ 家内はこの数日コースターや木の板に前回同様絵を描いて準備をしております。 ところで!!! 私津中央公民館でスペイン語を勉強しているのですが、講師の先生の知り合いでスペインから来た学生と先日お話しをして大発見。家内の国モルドバ共和国から来た学生が三重大学で建築を勉強しているとのこと。 早速連絡を取ってお話しをしました。 残念ながら12/19はすでに予定が入っていてイベント会場には来られないとのことですが、日を改めてお会いすることになりました。 凄いです。モルドバから日本に奨学金を得て来る学生は凄く優秀なんです。かなり狭き門なんです。 今後も長くおつきあいできればと思っております。 という事で、イベントと話が少しずれましたが、スペインの学生とも会場でお会いする予定ですし。なかなか親日派で日本語も上手い。 色々な方が来られると思うので、私も楽しみです。 皆さんもお時間がありましたら、一日中のイベントですので、駐車場もあるし、 おみ足をお運びいただければという次第です。 よろしく。

日本と韓国、近くて遠い国?

私は言うなれば親韓派だ。といっても取り立てて名指ししなければならないほど嫌う国は無いのだが。これは国民の事を指してのことで、政策や対応、価値観などに反発や意義を感じる政府、国はもちろん存在する。 で、韓国。我々はもっと交流を深め様々な協力や共同作業を行っていくべき相手国だと常々思っている。民間も政府も含めて。理由は大きく二つ。 まず韓国国民が使用する韓国語は日本語話者にとって唯一親戚言語といえる言語であること。もちろんこれにはモンゴルや一部のアメリカンインディアンの言語も含まれるが、それらの言語に比べても韓国語は圧倒的に日本語に近い。その理由や歴史的背景は改めて記述するほどもないほどに明確。 たとえば英語を国語としている国は英国、米国以外にもアフリカにもいくつか、中南米にも島国を含めて少々。アジアにもフィリピンなど数カ国。公用語ではなくともリンガフランカとして英語を使う国も上げればもう少しその数は増えるはず。wikiによればその数80ヶ国以上。 スペイン語もまた多い。フランス語を公用語とする国の間においては共同体が存在する。これはまあ過去の占領国の名残などで色々あるにしても、経済協力や文化交流の基軸として機能している側面もある。 何よりラテン語圏という括りをしてしまえばポルトガル語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ルーマニア語、他カターランなど少数減を含めてもその範囲はもっと拡大し、これらの言語話者にとって相互に習得することは非常にたやすい。 家内の妹はルーマニア語話者だがイタリアに行って半年でイタリア語をマスターしたとの事。それ故にこれらの国においての経済的交流や様々な密接な関係が存在するし、また構築も色々な意味において障壁がぐっと低くなる。たとえばモルドバ共和国のフランス語を教える学校にはフランスからの支援があり、フランス留学の奨学なども存在するらしい。 そんな言語を基軸とした関係を作れる国は日本にとっては唯一韓国、ないしは同じく朝鮮語話者の北朝鮮しか存在しない。 事実昨今の韓流ブームの流れで韓国語を勉強する日本人も増え、一方で日本語を習得した韓国人アイドルなどが日本でバカ受けしている状況。それほどお互いに習得しやすい言語だという事だ。韓国の年配の人達にとって日本語は占領国の言語という事なんかも実際あるんだろうが、この辺はあえて

次回清掃・2011年3月は高洲で決定

調整中だった次回多文化共生清掃は、高洲で調整がついた。 今日自治会長と会談。了承を得た。 市役所とも自治会長とも色々細かいところは詰めるとして、日にちを具体的に決めなきゃ鳴らないのと、今回はportal mieとztvを使って告知もしっかり出すつもり。 地元の人たちがやって良かったと思えるようなイベントにすること。 地元の人たちからの信頼を得る導入のイベントに出来ること。 盆踊りや他イベントにも連携できるような基礎を作ること。 など、とりあえず思いつくところも含めてこれから計画を練らなきゃならない。

うちのモルドバ嫁・良くやってくれてます

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中国嫁ブログのように絵心の一つもあればいいんだけど、残念ながら他力本願な人にとってもらった画像だけすこしアップ。 先の11/14、津市国際交流デーの追加アップです。 Portal Mie にとってもらった写真は流石プロ。よくとれてます。FaceBookにアップするやいなや家内のモルドバ人友人から絶賛が。 よくぞモルドバを代表してくれた、というような勢い。ヨーロッパの弱小国。 ”え?ダイビングとかできるとこ?”モルジブじゃありません。ってなやりとりを私も何度したことか。そんな知名度の低い国ですから、自国の国旗がひらめいて、見慣れた民族衣装が出てくれば、やはりうれしいんでしょうね。 群馬に住んでるCumatra(上の娘の洗礼に立ち会ってくれた人をこう呼ぶ。固有名ではない)が、来年は私も行く!と早くも参加宣言をしてくれた。 来年は料理を作ろうという話もあって、ま、うまく調整できればと思う。 他母の友人に取っていただいた写真もいくつかアップします。

中国嫁日記・いいね

twitterに流れてくるニュースの中にあった。 最近中国って聞けば尖閣の話しか出てこないわけだけど、 そもそも外交問題、国家間問題と 人と人の間の関係ってのは別物で、 どこだったかでも外交的発言を感情論であーだこーだ言うのは筋違いという様な主張を聞き、この辺は同意するところ。 国家は個人の集約であり、いろいろな意味で総合的に構成員の状況を反映する部分は確かにあるのだが、 政府に対する印象をそのまま目の前にいる個人に当てはめるのは、ましてやそれを理由に攻撃するのは筋違い。 この間の事件の時にも道ばたで"中国人を見かけたら袋だたきにしろ!"書き込みがあったのを見かけたけど、未成熟きわまりない。 政府間のやりとりとして現政権だろうが現野党だろうが、日本特有の根回しだとか準備だとかモタモタしてないで、自己主張をしっかり明確にしていただきたい物で、ましてや政府が領土を守れなけりゃ一体誰がやるんだと思うわけだが、 一方で民間レベルでは今まで以上に様々な交流や相互理解を促進する行動をどんどん推し進めていくべきで、政府はそれを直接的に支援していくべきだと思うわけ。 ま、そんなで、生の中国人女性と日々多文化共生を営んでる方が、また画才という表現の武器を巧みに駆使してその生活を公に表していることは非常にすばらしく感じた次第。 また、家内との喧嘩や仲直りやそんな自分の家庭の中の多文化共生も思い返しながらほほえましく目を通したしだい。 中国人の友人はそれほど多くないのだけれど、ロシア人の友人はたくさん居る。特に仲のいいやつも一人。体のでかいわりに気が利いて、しかしながら細かいところはいい加減だったり。なかなか良いやつ。ソヴィエトが北方領土を占領したときはなんのことはない家内の国はまだソヴィエトの一部だった。彼らは政府が主張する通り戦勝国として獲得した土地だと教えられてる。日本の見解を伝えられるのは私だけ。しかしそんな事を話題に出したところで我々の間に存在する友情や愛情が脅かされるようなことはない。 関係を作り上げることと自己の見解を主張することとは別のこと。 むしろ良い関係を築き上げてこそ、信頼関係を築き上げてこそ初めて、お互いの間にある問題に関して建設的に適切に対処できる土台が生まれるのだと思う。 こんな時だからこ

12月19日・アスト津・第二回国際交流フェスティバル「ちがいを知り、楽しもう!」

先日11/14日の2010津市国際交流デーの際にお話をいただいて 第二回国際交流フェスティバル「ちがいを知り、楽しもう!」 に参加させてもらうことになりました。また家内がモルドバの民族衣装を着て絵を描くことになると思います。少し寒いかもしれませんが、ま、室内なので。 なんにせよこんな形で話が広がっていくのはうれしい話です。 イベント詳細は以下リンクより http://www.mienpo.net/center/cgi-bin/adm-bin/event/imgbbs.cgi?no=101 2月5日にもまた別のイベントがあるみたいで、これもお声をかけていただいて参加することになったんですが、こちらも詳細わかり次第アップ致します。

2010 津市国際交流デー 終了

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 以外と暖かくなった。 曇りだって言う予報だったからスープ物とか食品ブースの人には出してほしいな〜とか思ってたら、なんのことはない、暖かい暖かい。 着物のつ音頭保存会の方々もたぶん寒がることなく踊られたのかと思うし、結構みんな一緒に踊ってた。ブラジル系の子供達や友人のフィリピン人がなかなか楽しそうに踊ってたのは良かった。 上の写真は私のお気に入り。隣のブースの友人のところにサポートで大阪から来てくれたケニヤ人。気持ちよさそうに叩いてた。若干周りから音の苦情がなくもなかったんだけど。 日本人でエジプト製の太鼓を持ってる人も参加したりとかで、なかなか楽しいセッションが。私も最後に加わって、楽しかった〜。久しぶりに叩いた。太鼓は良い。 最初のうちは結構余裕があってふらふらしてたんだけど、家内が”手伝って!”ってな事になって結局自分のブースの写真すら撮るのを忘れてしまった・・・ま、次回にとっておきましょう。 でもPortal Mieの取材陣がきてて写真を随分上げてくれてあるのでリンクを張っておきます。雰囲気がもっと伝わるでしょう。 Portal Mie 写真ギャラリーはここから   下の方にカメラマン別にページが分けてあるので結構な数の写真が上がってます。 という事で写真は人任せ状態です。 反省会はまたやるんだろうけど、まとりあえず無事に終わって、私としては初参加で、結構楽しかった。収益もほどほどあって付き合いで買いまくった食事をさっ引いてもま、トントンぐらいで収まったし。 年を重ねるごとに、特に国際交流に意識のなかった人達も加わって輪が広がっていったら楽しいなと思った次第です。

ZTV、国際交流デー告知ビデオ撮り

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結局録画上手くできなかったという返答が今朝あって、写真でお茶を濁すことにしました。 すみません・・・・ イベントが終わってからなら手にはいるかもってなこと何で期待しないで待って様と思います。 今年は結局たった4人しか集まらなかったので、来年は道に迷って遅れてくる人もないようにして、もう少し賑やかに出来たらと思ってます。 あと、この時間枠の番組は収益目的のイベントでなければ誰でも参加できるそうなので、次回3月の掃除には利用してみようと思ってます。

2010津市国際交流デー・テレビ告知

今日1時からきたる14日の”2010津市国際交流デー”告知のため津ケーブルテレビZTVの本社に向かいました。 到着直後突然原稿を渡され、後半部分の読み上げを依頼されました。若干焦りましたが、ま、それほど長いものではなかったのでお受けすることに。 私の友人がもう2人くるはずだったのが、1時間以上遅れて迷ったあげくに結局到着せず、結果4人で収録することに。 本日6時を皮切りに金曜日4時15分まで結構な頻度で放映されるようです。 ケーブルテレビの視聴者ではないので私はみれないんですが、アナログ10ch、デジタル121chだそうです。 明日朝コピーをいただくのでyoutubeに上げて後ほどアップします。

似て非なるもの・愛国主義と国粋主義

今 年の夏イスラエルから来た女性の通訳をした。彼女は自らを愛国主義者だと言った。彼女は彼女の国を誇りに思い彼女の国の建国は歴史の中の奇跡だと言った。 そして母国を守るために彼女はパレスチナとの共生を訴えた。彼女自身は司法分野の経歴を持ち、退職した現在パレスチナ人の権利を保護するため法的手段に訴 える活動を支援しているらしい。 彼女曰く一般的イスラエルの国民はメディアなどによって扇動されている事も含めて恐怖と不安にさいなまれており、それが故に極端な排他的姿勢をとっているという。結果敵を駆逐する事のみが彼らの平穏を約束する物だと考えているらしい。最終的にイスラエルの国を崩壊させる事が非ユダヤ人らの最終的目的で、皆信頼できないと盲信しているらしい。 一方で彼女はユダヤの伝統と文化を愛しそれを誇りに思うが故に自らの国もその誇るべき文化を具現した国家足るべきだと考えている。よってユダヤの文化、ユダヤ教の教える平和、正 義、自由を実践すべきで、それはユダヤ人だけに対してでなくパレスチナ人に対しても保障されるべき事だと考えている。それがユダヤの予言者達が唱えた理想国家であり、その実現こそがイスラエルの国益なのだと言う。 イスラエル建国の道義的是非や他諸問題は趣旨がそれるためにあえて話を向けるつもりはないが、タイトルを言い当ててる良い凡例だと思って引き合いに出した。 自国=自分の帰属する場所を誇りに思いたいという感情は凄く当たり前の感覚だと思う。 たとえば郷土愛というのは良く耳にする。”うちの県には松阪牛があって鳥羽の真珠があって鈴鹿にはサーキットがあって”とか。これは当然他県の人間と接した時に、おまえの生まれたところには何があるんだ?ってな会話が発生するわけで、方言を笑われれば腹も立つしいくつも名所があれば、あるいは名士がいればそれを誇りたくもなる。 日本人が一般的に自国への帰属意識が低いと言われるのは単に自国以外の人間との接触経験率が低い事に由来してるのかもな、と思うわけだ。もちろん先述のイスラエルやアメリカのように何らかの特定の目的と意志があって力尽くで建国した過去がある場合や、占領国から独立を勝ち取ったようなケースと違い、近代の国家という概念が後からついてきたような日本の様なケースはまた別の要因もあるわけだが。 愛国心ってのは自己愛に近

和・神道

幾らか前に古神道の神主さんとご一緒させていただいて色々お話しを聞かせていただいた機会があった。 明治時代に神道を国家宗教にしようとした人たちが仏教やキリスト教のように神道を体系化して聖典を作って”整えよう”とした試みがあったそうで、各地の信仰を集約して調査してみたら、あまりにも多種多様で結局の所一つの書物にまとめることが出来なかったのだそうだ。 だから神道には日本の神道全てをまとめることの出来る聖典が存在しない。とのこと。 それから我々が今よく目にする神道の体系は随分仏教からの影響を受けて変化をした物のようらしい。もちろん古神道の方から聞いた話だから余計にそう強調されたのかもしれないが相互に色々影響を与えてきてできあがったのが今の神道や日本仏教なんだそうだ。 ちなみに先祖崇拝はそもそも神道の考え方で仏教の考え方ではないそうだ。 あと神社という代物は仏教の影響を受けた物らしい。その方曰く神道の神様はそもそもどこか一所に留まっている物ではないらしい。神社の中に神様の居られるところがあってそこに向かって拝むのを鎮座式というのだそうだ。つまりその建物の一角に鎮座しておられるわけだ。 ところが地鎮祭を考えてみて欲しい。地を清める作業として信じようが信じまいが何か建物を建てるとなると大凡何処でもやるような風習になっている行事だけども。あれは地を清める神様に天から降りてきてもらって、地を清めてもらった上で、天にかえってもらうんだそうだ。同様に古い神道の儀式は行く所々で神様をおろして、なんだかんだ意図する儀式をやって、つまり雨乞いだったり豊作祈願だったりするんだろうか、でかえってもらう。これらは建物の中に鎮座していない、天にいて降りてきてもらう神道の元々本来ある神様の姿なんだそうだ。 で、それだけ色々仏教や道教なんかの影響を受けた神道の文化の中で、また種々あって一つにまとめることが出来なかったという神道考え方の、そもそも皆に共通して克つ外来の物からの影響を完全に排除した、中核、神髄は何ですか?と尋ねたところ、 和 だと答えられた。 自然との共生、和、が神道の根幹なんだそうだ。 西洋では、自然とは人が管理しコントロールする物で自然災害や他自然との関わりで出てくる問題は人間が知恵を絞って最終的に”乗り越え、解決していく”物であるのに対し、日本人にとって

2010津市国際交流デー・出店ブース

有料ブース ブラジル:コロッケ・パイ・ソーセージ等 ボリビア:パイ・ジュース・パンケーキ等 中国:水餃子・中国えびせんなど 韓国:チジミ・キムチ・ジュースなど フィリピン:フィリピン料理 モロッコ:モロッコ料理 コンゴ:コンゴのアクセサリー モルドバ:トールペイント ペルー:ペルーのお菓子 日本:綿菓子など 情報・アトラクション・無料ブース ホームステイ・イン津:着物の着付け・ホームステイ情報 津消防:防災情報・地震体験 計量協会:キャンディー重さ当てクイズ 津警察:防犯啓発・パトカー白バイ展示 マジックバルーン:作ってみよう!マジックバルーン 三重県国際交流室:多文化共生・防災啓発 ウォールクライミング:ウォールクライミング体験 ステージアトラクション・無料 アポーヨミエ:ブラジル人学校の子供達のダンス アイリッシュダンス つ音頭 ボリビア民族ダンス 他

2010津市国際交流デー・アップデート

10/14日、津市お城西公園で行われる国際交流デーのスケジュール(案)が上がってきたので上げます。ほぼこんな感じで進んで大きな変更はないと思います。 11:00オープニング   各代表者挨拶 11:30ステージアトラクション 1. Sun band 演奏 2. Peru Artesania 演奏 12:00屋台ブース案内 13:00ステージアトラクション 3. ボリビア民族ダンス 4. 盆踊り 13:45屋台ブース案内 14:00地震体験車来場 14:15ステージアトラクション 5. フェスタジュニナ 6. タイ留学生ダンス 7. イスラエル人・ギター演奏 8. アポーヨみえ歌と踊り 15:45閉会 皆さん遊びに来てください。 今回はゆっくり時間が過ごせるように食べるだけのブースだけでなく、文化紹介をやったり体験できるようなブースを増やしたようです。

共生・主張

今朝ドイツの首相が他文化社会はうまくいかなかったという発言をして物議を醸し出しているという記事を読みました。 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/453179/ 他にもヨーロッパの各国で外国人に対する排斥感情が盛り上がっているというニュースをいくつか見ました。 改めて容易な問題ではないと感じました。"外から来た人"という感覚はなかなかぬぐい去れない。ここは我々の土地だ。という感覚もよくわかるし、これをどうこうするのも難しいです。また文化が浸食される、我々の国が無くなってしまうのでは無いか?というある種の恐怖ですね。もちろん社会福祉制度や就労の問題も含めて、自分が受けるべき権利を奪われているという生活に直結した摩擦も、これをよりややこしくしてるように思います。 だからこそ共通目標が必要だと常に思うんです。お互いが同じ方向を向いているんだという認識、そこから生まれる信頼。そしてお互いにそれぞれの持っている物を浸食しない阻害しないという事。つまり尊重するというマナーとでも言うのか。その上で我々が共に我々がお互いに心地よいと思える社会を作るんだという感覚が必要だと思うんです。だから外国人には常に、この地を寄留地と思わないで、自分の未来がある土地、自分の子供達が生きていく土地なんだと思ってほしいと訴えています。 日本の事だけ言えば、経済的に外国人労働者を必要としている側面があります。日本のバブル期の経済を復活させるためには1000万人規模で外国人の移民を受け入れるべきだという試算があったように記憶しています。あくまでも記憶なんで数字は不確かですが。労働者だけでなく日本に学びに来た留学生達、つまり言語にも長けた優秀な外国人はなおのこと日本に定住できるようサポートすべきだと思っています。彼らは間違いなく彼らの国と我々の国との間のパイプとしていろいろな分野で活躍してくれる事でしょうし、また本人達もよくそのような事を希望する発言をよく耳にします。つまり外国人を受け入れる事は日本側にとってもメリットがある事なはずなわけです。そういった大枠での事情と実際に隣り合わせですむ事になる住民との感情がマッチしてない。状況ですね。仮に外国人がここに住みたいと思っても受け入れ側にその懐がなければこれ

和・日本の文化

この題材で書こうと思ってから随分立つんだけど、どうしても書き出すと多岐にわたって収拾がつかなくなりそうで書き出せずにいた。 加えて数日前に人待ちの際にiphoneで書き始めて、かなり書き殴った後に見事に消えて無くなった。 ま、そんなことはどうでも良いことで。 外国人との共生とか、外国人の定住と移民の増加を積極的に促進すべきだなんて言うと、必ず出会うのが、ここは日本で日本の文化があるそれを犯すなという考え方に衝突する。またグローバリゼイションが語られて久しく、国際社会においての日本の国際性の欠如によって噴出した種々の問題が切っ掛けで日本人の考え方に対する問題に焦点が当てられたときに、世界の常識は日本の非常識なんていわれてね。ところが日本人らしさとか日本の文化という事が絡まってきて、それが日本の美徳だから否定すべきでないというカンターアーギュメントに出くわす。 果たしてそれでは何を持って日本人となすのか。何が日本独特の文化なのか。突き詰めてみると随分いろいろな物が日本の文化でないような気がする。 演歌は日本の文化でしょうか?武士道は日本の精神でしょうか?盆踊りは?歌舞伎は?能は?短歌は?仏教は?神道は?日本語は? 国籍とか民族とかって結構ボーダーラインって曖昧で、むしろそういったアイデンティティって幻想である場合が多かったり。 何処に日本人らしさってのがあるのかなと考えたときに ふとしたことから"和"だろうか?と感じさせる内容を伺った。 その和が故に自己主張が少ないように見られたり、いろいろな問題で後手に回ったり、はたまた近年の経済発展があったり、環境問題に熱心になったり。ひらがなの創出もやはり和に根源があるのかもしれない。 大和とかいてヤマトとよぶ古称をもつこの国。 しかしながらその和が故にもしかしたら西洋式パワーバランスによって推し進められてきた歴史を変えうるのでは?とも思う。つまり力と対立と闘争の歴史を。 共生という事を実現しようと思うときに、どうしても柔和さというのは重要になってくる。ただそれだけでは共生にはならない。お互いが我慢してるだけ。それだけではいつかは爆発する。(よだんだがこれって良く日本人が起こす現象でもある。)本当に共生していくためには共通する目標、未来が見える必要がある。しかし共通目

9月一斉清掃

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 やっと写真上げました。いつもの仲間が集まってきてくれてがんばってくれました。 来年はもっと集められるようがんばります。 準備や企画は私の仕事ですから。みんなが来てくれて、たくさん集まったね、楽しかったねと思えるような、イベントになるように努力します。

第三回清掃活動・無事終了

おかげさまで何とか今回の清掃活動も無事終了いたしました。 参加してくれた皆さん、ありがとう。 Thank you all for coming again for the cleaning project. some what we did it OK. やっぱ7時は早かったな〜。寝坊者も把握する限り約1名いたりとか。それでも来てくれたし。感謝感謝。 7 p.m. was bit early i guess. there was at least one who over slept as far as i know. yet he came eventually. thank him too. 参加者は子供も私も含めて30人ぐらいかな〜。三重テレビが取材に来てくれて、今夕の6時のニュース枠か10時前のニュース枠で流してくれるそうで、これまた感謝。 all and all we gathered about 30. Mie television came for a report. they are going to put our event on the air either on 6p.m. or 10 p.m. Thank them too. しかし70人ぐらいはなんて言ってたのに半分も居ないんじゃ面目がね〜。次ぎ来てくれるかどうか。 I told them we ganna be at least 70 but we got less than half of what I said. i wounder if the are going to come next time. ま、それはともかくとして、やっぱプロモをしっかり考えないとな〜というのが今回の最大の反省点。Sagu(タピオカ)ジュースはうまくできた。余ったけど。 I have to put more effort on promoting our activities. Philippine juice was good. We got so much left over though. 写真は私今回撮らなかったんで、入手したらまた上げます。 とりあえず皆さんありがとう。 天候も良かった。感謝。

高洲でビラまき

来週の26日のイベントのビラを配布するために、いつものサポーターの仲間達10人と高洲町に向かいました。 1時間ほどで300枚のビラをまいてきました。 以前にこの周辺のアパートに住んでいた友人が、3年前に比べて随分減ったと言っていました。 ここに向かったのには幾つか理由があります。 私が住んでいる敬和地区の一部であることもその一つ。以前から高洲に結構外国人が集まっているという話を聞いていたのも一つ。 それからつい先日私の加わっている敬和地区体育親交会の懇親会があったんですが、そこで東橋内中学校の先生から伺った事もやはりその理由の一つです。 私が話した先生のクラスは3分の1が外国籍の子供達だとのこと。もう一人の先生のクラスはおよそ半分が何らかの形で家族に外国人が居るとのこと。中学校に通ってくる外国人の多くが高洲に住んでいるというお話しでした。 以前にも投稿した河芸千里が丘団地をモデルにして、自治会を中心とした地域住民との共同事業としての夏祭りを実施する計画、これの中心地として高洲町周辺をさらに意識させる情報でした。 東橋内中学校にはスペイン語・ポルトガル語・英語が話せる先生が常駐していて生徒の指導に当たっているとのこと。また隣接する敬和小学校との共同でタガログが話せる方も常に居られるそうで、いずれも市から派遣されているとのこと。津市の中でもこれだけしっかりサポートされている学校は他にないのではないかとのことでした。それだけ必要度も高いからだとも思います。 先生曰く、むしろ”外国人”というと"問題"と考えるのはふるい世代の考え方のようで、子供達は当たり前のように国籍の違う子供達と一緒に学業に励み、一緒に(悪さもするんでしょうし)一緒遊んでいるのだそうです。 国籍や人種が違うということを意識することすら心の中にギャップがある証拠なのかもしれません。 彼らの世代の時代が来れば自然に皆が共生出来ているかもしれません。 そんな世代の彼らは当たり前のように日本なんて小さな枠組みを飛び出して世界で活躍できる人材になるのかもしれません。 残念ながら共生を推し進めなければならない世代がたくさんいる現状ではありますが、少し希望を感じられる事例が近くにもすでに存在していることにうれしくなるおもいでした。 ちなみに、学校の子

だいたて

大門は一つだと思ってた。 昨日同級生を訪ねて初めて知ったのが、”だいたて”というのは大門商店街と立町商店街をあわせてだいたてというんだそうで。知ってる人には当たり前の事なんでしょうが、私は37を目の前にした今まで知らなかった。 とにかくアーケードの切れ目が商店街の境目のようで、しかも大門商店街と立町商店街の境には道路すらない!隣り合わせで別の商店街なんだとか。大門パーキングのある当たりも別の商店街なんだそうだ。この地区との相互交流はあまりないらしい。 というのも、河芸千里ヶ丘団地の日本人外国人入交のお祭りを、敬和地区でもできないかという構想を練っていて、その会場としてやっぱり祭りのある大門が適当じゃないかというところから状況調査に向かっところ、上述のような内容を知ったようなしだいなわけです。 とはいえ隣り合わせの地区で同じく小売業を営んでいるわけで、立町と大門の両商店街の若手達は結構密に意見交換をして活性化を使用と努力をしているようです。 ここでは以前在住ブラジル人を呼んだイベントを行った事があるそうで、そのイベントの発起人にも近々あってみようと思っています。 共生の結果、共栄を生み出す事ができれば、という事。

前回の模様

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前回の様子を上げてみました。朝まで雨が降ってたのに始まったとたんにうだるような暑さに。天候にも恵まれて、前々回に最後までできなかった駐車場のゴミもとりあえず回収済んで、有意義なイベントでした。 Pictures of the previous event. It was rain till the morning but it turned out burning hot. We took care of the dirty parking lot that we couldn't finish last time. 三重タイムズにも取材いただきました。 Mie Times made a report about the activity.

津市国際交流デー 11/14

 例年行われている 津市国際交流デー http://tiea.jp/modules/news/article.php?storyid=62 今年は11/14に行われる予定です。 各国の食事を堪能できるのもこのイベントの魅力。 加えて今年はみんなが参加できる企画も検討中。 多少気候が気になるところですが、季節外れの盆踊りも出るかも?しれません。 参加ブースまだまだ募集中だそうです。上リンクより数カ国語の申請書PDFでダウンロードできます。

河芸千里ヶ丘団地のお祭り

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  一見よくある普通の田舎のお祭りの情景な訳だが、南米を中心に外国人の参加するブースがいくつも並ぶ。 千里ヶ丘団地には9つの自治会が存在しおよそ2200世帯中150世帯が外国人家庭。 全国3番目に高いの外国人人口比率を持つ三重を象徴する地域だ。  しかしここまで来るのは容易ではなかったと自治会長の一人は言う。  ゴミ出しの問題や夜間の騒音など生活環境や価値観の違いが生み出す外国人居住社と地元日本人との摩擦は今に始まった問題ではない。また新規移民と既存の住民との間のトラブルは日本に限った話でもない。しかしこれをうまく解決している地域の例はあまり多くないかもしれない。 ここ千里ヶ丘の一戸建て団地に住む日本人達の平均年齢は結構高く、子供達はすでに自立し時折孫が帰ってくるのを心待ちにする世代の人達が多いらしい。この周辺で以前に行っていた盆踊りなどの夏祭りの企画は随分前に収束し淘汰してしまったらしい。積極的に運営していく人達も参加する人達も年配になり”疲れた”のかもしれない。 一方でこの地域の一角にある公営団地に移住してきた外国人達は当然主要労働人口世代、働き盛り。彼らのエネルギーと地域を活性化させたい人達との思いがうまく相互利益を見いだしたように思える。 共生の先にある共栄が形作られようとしている。 ここ津には独特の排他性とそれに伴う拒絶が存在する。日本人同士においてですら”よそもの”扱いされる社会がまだ存在する中しゃべる言葉がわからない人達に対して、”共通項”を見いだしていく発想がなかなか生まれてこない。共生とか国際交流といった事になれた人間にとっては何もさして目新しいことではない事なのだが、これを大衆化する作業、特に心かたくなな人達の発想の転換を促す事は容易ではない。それと同時に言葉だけでは伝わらない。実感を伴う必要がある。 同じ人間、同じように家族を養い、子供を愛し、故郷を懐かしくも思えば、未来を築きたいと額に汗をもする。共に笑い、共に歌い、共に踊る事でそんな当たり前の事を体験する場をこれから作っていきたい。